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2018.12.04

【特集】体温+1度の温活テクニック

タイトル
 
普段の自分の体温をご存知ですか? 人間の体は36.5度以上で正常に働くと言われています。しかし、現代人の平熱は過去50年の間に約1度も低下したと言われており、いわゆる“冷えたカラダ”の人が非常に多くなっています。これは現代人特有の体の不調とも決して無関係ではありません。今回は体温と不調の関係性について考えてみましょう。
 
日本人の体温
 

その不調!冷えが原因かも!?

不調01「肩こり・腰痛・膝痛」
不調1
冷えによって筋肉が緊張すると、血管が圧迫されて血流が停滞。その結果、老廃物がスムーズに排出されず、肩こりが生じやすくなります。また、筋肉の緊張は体の柔軟性を奪い、衝撃を吸収しにくくします。そのため腰痛や膝痛が現れるケースがあります。

 
不調02「高血圧」
不調2
冷えは血管を収縮させるため、血圧が上昇しやすくなります。もともと持病で高血圧を持っている人は、冬場のトイレや脱衣所など、温度が急激に変わる場所で脳梗塞や心筋梗塞を発症するケースが多く見受けられます。冷えによる血圧上昇を防ぐように心掛けましょう。

 
不調03「乾燥・たるみ」
不調3
血流が悪くなると、肌の生まれ変わる周期が乱れ、肌の油分も作られにくくなり、乾燥が進行します。そのため、シミやシワなど多くの肌トラブルにつながっていきます。また、冷えはリンパの流れも阻害し、むくみを引き起こします。そのため皮膚に重みがかかり、たるみやすくなってしまいます。

 
不調04「便秘」
不調4
お腹にとって冷えは大敵! 腸の働きが悪くなると便秘が引き起こされます。便の排出を促す腸のぜん動運動が不活発になり、悪玉菌優位の腸内環境がつくられやすくなります。腸内で便は腐敗するため、毒素が血液とともに全身を巡ると別の不調が現れやすくなります。

 

まずは自分の体温を知っておこう!

 日本人の平熱は50年前と比べて1度近くも下がっていると言われています。
 たかが1度と思われるかもしれませんが、1度下がるだけで人の免疫力はおよそ30%もダウンすると言われており、ウイルスなどへの抵抗力が大きく低下するため、病気やアレルギーにかかりやすくなります。また、基礎代謝が低下するため太りやすくなる、体内の酵素が不活性になるためホルモンバランスが崩れる、便秘になるなど、その影響は、健康を害する方向へと、どんどん広がっていきます。人間に適した体温は36.5〜37度と言われていますが、対策のためには、まずは自分の平熱を把握しておくことが大切です。1週間のうち3〜4日間、朝、昼、晩の体温の平均値を出してみましょう。
 

体が冷えると不調になるのはナゼ?

不調のフロー
 

体温が1度下がると免疫を司る白血球の働きが3割落ちる!

その時、体内では何が起こっている?!
36.5〜37度が健康を維持するためのもっとも適正な体温ですが、それよりも低くなると体の各器官の働きは低下してしまいます。体温が1度下がるだけで外部からの攻撃を守る白血球の働きは30%も低下すると言われています。
 
体温計
 

体を冷やさず、あたためる工夫を!

 現代人が低体温になった大きな原因のひとつが筋肉量の低下です。筋肉は熱をつくり出す大切な部位ですが、現代人は昔の人よりも日常的な運動量が少なく、筋肉量も低下している傾向にあります。ただ、単に筋肉量を増やせばいいのではないか、という解決策は少し短絡的になります。もちろん、日々の運動で筋力を維持することは大切ですが、筋肉量を大きく増やすということは女性や高齢者にとっては現実的ではないため、それよりも「冷やさない」「効率的にあたためる」といった工夫が有効です。次ページには、普段の暮らしの中で体を効率的にあたためる方法、あたためたい部位などをご紹介します。ぜひ、ご自身ができそうなものから取り組んでみてはいかがでしょうか。
 
 
あたため場所バナー
 
あたため場所

温活テクニック01
「効果的なツボ押しで体をあたためる」

 
・大椎(だいつい)大椎
首の骨の出っ張りのすぐ下。全身の冷えだけでなく、首や肩こりをやわらげる効果も期待できます。温灸をしたり、髪を乾かす時などドライヤーであたためるのもおすすめです。

 
・気海(きかい)気海
おへそから指2本分下にある元気の源とも言われるツボ。お腹の表面よりも奥にあるイメージです。指圧はもちろん、温灸もおすすめ。全身をあたためる効果があると言われています。

 
・合谷(ごうこく)合谷
親指と人差し指の付け根付近で、人差し指寄りのくぼみ。手足の冷えとりに良いとされており、反対の手の親指の腹で少し痛いくらい指圧してみましょう。

 
・三陰交(さんいんこう)三陰交
内くるぶしの指幅4本分上。下半身の冷えに良いと言われています。レッグウォーマーなどで保温したり、冷えが強い時はバケツにお湯を入れて足湯をするのもおすすめ。

 

温活テクニック02
「ペットボトル湯たんぽであたためる」

意外とあたたかい! と人気なのがペットボトルでつくるお手軽湯たんぽ。そのメリットは経済性だけでなく、使いやすさです。サイズが小さいので、上記で紹介したツボなどにピンポイントで当てやすく、血行を促進しながらポカポカになることができます。
ペットボトルペットボトル

 

温活テクニック03
「お風呂であたたまる」

体を芯からあたためるには、熱いお湯に浸かるのではなく、40度くらいのぬるめのお湯に長く浸かるのがおすすめです。入浴方法は半身浴が理想ですが、上半身の冷えが気になる場合は、全身浴でも問題ありません。また、保温効果のある入浴剤を使うのもおすすめです。
 
お風呂

 

温活テクニック04
「食材で体をあたためる」

体をあたためる代表的な食材といえば「生姜」などが有名ですが、その他にもたくさんあります。ここでは、保温効果の高い食材の特徴についてご紹介します。
 
じつはお鍋にぴったり!?保温効果のある食材の特徴
<冬が旬・寒い地域が産地>
かぼちゃ、にんじん、ねぎ、ごぼう、れんこん、りんご、さくらんぼなど
 
<色の濃い食材(赤・黒・オレンジ)>
とうがらし、黒ごま、ピーマン、にんじん、かぼちゃ、魚や肉の赤身など
 
<土の中で育つ食材>
ごぼう、山芋、れんこん、にんじん、生姜、カブ、にんにくなど

 
 
監修:温熱コンシェルジュ 瀬戸口 美香先生

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