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2018.11.06

【特集】首コリレスキュー!

タイトル
 
痛い、だるい、つらい、重い…。人によっていろいろな症状が見られる首のコリ。筋肉の緊張から起こることは広く知られていますが、実は首コリから重大なカラダの不調につながるケースがあります。今回は首コリによって引き起こされる不調とその対策について考えていきましょう。
 
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首コリイメージ
 

その時、首の中ではこんなことが起きています!

血管2つ
筋肉が緊張すると筋繊維が膨張し、中を通る血管を圧迫。血流が悪くなることで酸素が行き届かなくなり、ブドウ糖などが疲労物質になります。筋肉中にとどまった疲労物質は神経を刺激し、痛みを引き起こします。

 
首コリ女性
首の後ろには自律神経が通っており、そのうちのリラックスを司る副交感神経の働きが低下。交感神経が優位になり体の緊張状態が続くことで、心身への不調を招くことになります。

 
 

首コリから始まる心身不調に注意!

 朝起きたとき、疲れたとき、夕方仕事が終わったとき…。どこからともなくやってくる首のコリ。一度意識してしまうと、必要以上にツラく感じることもありますよね。首のコリの多くが筋肉の緊張に端を発し、痛みや違和感などをもたらしますが、やっかいなのは首の症状だけにとどまらないこと。その原因は、首の筋肉が緊張することで自律神経のバランスが乱れるためと言われており、頭痛や疲労感、めまいなど身体的な不調だけでなく、イライラしたり、やる気の喪失、うつ病を引き起こすリスクもあるというから驚きです。
 「原因は分からないけれど、不調が続いている」という方は、もしかしたら「首」に負担がかかりすぎているのかも? と疑ってみてはいかがでしょうか。
 

首コリが起こる原因を突き止めよ!

 首コリは筋肉の緊張から起こりますが、では、なぜ筋肉の緊張が起こるのか? そこを突き止めれば自ずと対策は見えてきます。その原因は大きく「姿勢」「運動不足」「ストレス」「冷え」の4つに分けることができます。心当たりがある人も多いのではないでしょうか。特に最近は、老いも若きも関係なくスマートフォンを扱う時代になりました。「スマホ首」とも言われるように首に負担の大きい姿勢が常態化しているため、最近首がこるという人は1日にどれくらいの時間スマホを眺めているか見直してみるのもいいでしょう。また、姿勢以外の原因が思い当たる人も、きちんと日々の生活習慣を改善していくことで、首コリはもちろん、いつの間にか体の不調を感じなくなっていくかもしれません。
 
 
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1.うつむき姿勢でスマホばかり見ていませんか?

スマートフォンやタブレットは、首の天敵。最近では「スマホ首」と呼ばれるほど、問題になっています。頭の重さは大体5kgですが、うつむき姿勢になると首に掛かる負荷は20kg以上にもなります。スマホを見るのは仕方ないとしても、長時間の使用は避けた方がよいでしょう。
スマホ
うつむき姿勢が長時間続くと、「板状筋」や「僧帽筋」といった筋肉が強く引っ張られ、損傷や炎症を起こします。

ペットボトル
首にはペットボトル10本分の負荷がかかっています!

 
 

2.長時間座っていると姿勢が崩れていませんか?

読書などに集中すると、いつのまにか前のめりになっていませんか? 脳が作業に集中しているため意外とツラさを感じにくいものですが、同じ姿勢をしている時の首への負担は相当なもの。姿勢が崩れがちな人は、日頃から正しい姿勢を意識して、体に染み付けることが大切です。
デスク女性
 
 

3.運動不足になっていませんか?

ソファ
首を酷使すると首コリが起こる一方で、普段から筋肉を使っていないと少しの負担でも筋肉の緊張が起こりやすく、血流悪化と共に疲労物質が溜まりやすくなります。普段から適度に体を動かすのはもちろん、ストレッチやツボ押しで血流を促し、疲労物質を流し出しましょう。

 
 

4.ストレス、溜まっていませんか?

謝る男性
人は必要以上にストレスを感じると自律神経が活発に働き、筋肉が緊張状態になります。この状態が毎日のように継続すると首コリが慢性化し、他の疾患の出現を加速させる原因にもなります。

 
 

5.体が冷えていませんか?

寒い女性
人は寒さを感じると筋肉を震えさせて熱を生み出します。これも一種の緊張状態と言えます。これからの季節はどんどん気温が下がってくるので、体をしっかりあたためる工夫が大切です。

 
 
大研究バナー
 
放っておくと大変な首のコリ・痛み・負担。上手にケアする方法を4つの視点から徹底研究します。
 

<Case-1:姿勢>
首コリ予防の第一歩は正しい姿勢から

スマホを見るとき、パソコンで作業をするときに頭が前に出ないよう、首で垂直に支えることを意識しましょう。スマホ首の方はネックサポーター、猫背の方は姿勢矯正ベルトなどがおすすめです。
 
pcを見てるときの姿勢spを見てるときの姿勢
 
 

<Case-2:あたため>
首コリをやわらげる入浴スタイル

ぬるめのお湯にゆったり肩までつかりながら、あたたまったところで、ゆっくりと首を曲げるなどのストレッチを行うのも効果的です。また、お風呂から上がる前には打たせ湯のように首の裏側にシャワーをあてると、筋肉の緊張が和らぎます。
 
入浴スタイル入浴ストレッチ
 
 

<Case-3:ツボ>
ひとりでも簡単、首のツボ押し

運動不足で筋肉が疲れやすいと、血流も悪くなります。かと言って運動は苦手だからやりたくない人にはツボ押しがおすすめ。首に関係するツボは後頭部や肩甲骨周辺など体の後ろ側に集中していて手が届きにくいので、快癒器などを使って押圧してみてはいかが?
 
ツボ快癒
快癒器
 
 
 

<Case-4:筋肉>
首ほぐしマッサージで気分もスッキリ!

疲れたなと感じたときに試してほしいのが、首ほぐしマッサージ。筋肉を緊張から解放することで、血のめぐりが良くなり、副交感神経も働きやすくなります。左右前後に首を倒す際に、深呼吸をすると、よりリラックス感が高まります。自分をいたわる感覚でマッサージするだけで血のめぐりが良くなり、ガチガチだった筋肉も効果的にほぐすことができます。
 
マッサージ1
(1)うなじ付近に中指と人差し指を当てて、強めの力で回し押します。

マッサージ2
(2)首の後ろの中間あたりの筋肉を意識し、1と同じように強めの力で回し押します。

マッサージ3
(3)ストレスが溜まっている人は、こめかみに手を添え、小さな円を描くようマッサージすると効果的です。

※肌を傷めないように、マッサージオイルを使うようにしましょう。

 
 
監修:済生会横浜市東部病院(整形外科) 船山 敦先生

この記事を監修された先生

船山 敦ふなやま あつし

TV番組等で、一般視聴者にも医学用語をわかりやすく解説し好評を得ている。慶應義塾大学医学部卒。日本整形外科学会認定専門医、日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医、日本体育協会スポーツドクター認定医。専門は、股関節外科、膝関節外科、人工関節手術。

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