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季節の症状

2018.07.03

【特集】夏冷えが招く!熱中症スパイラル

タイトル

 
今年も暑さが厳しい夏となりました。そんな毎日の中気をつけたいのはやはり熱中症。水分補給、冷房などで対策をすることはもちろん大切ですが、実はその行為が熱中症リスクを高めてしまうことがあります。
 

猛暑だけど
冷やしすぎ

 

冷やし過ぎが熱中症を招きやすくする

年々暑くなっている日本の夏。その暑さに比例するように増えているのが熱中症です。熱中症対策といえば「十分な水分補給」「冷房などで正しい温度管理をすること」などが広く知られています。しかし、時に冷やし過ぎが熱中症を招きやすくすることをご存知でしょうか?
 冷たいものを飲み、冷えた部屋に長時間いることで体は芯から冷えきった状態になり、血のめぐりが悪化していきます。体温を上げるための血流が停滞するため、慢性的な冷え体質になってしまうのです。本来、人は(水分補給を行って)汗をかき、その気化熱で体にこもった熱を逃がしていますが、血流の悪化が自律神経を乱して汗をかきにくくしているのです。
 

カラダの中ではこんなことが起こっている!

とこびえ
メカニズム

 

夏冷えに悩んでいる人は熱中症になりやすい自覚を

冷え体質の人に気をつけてもらいたいことは、すでに熱中症の一歩手前にいるということです。症状としては、冷えをはじめ、汗が出ない、全身がだるい、頭痛、肩こり、食欲不振、肌荒れ、不眠、むくみなど、さまざまあげられます。
 夏冷えは、夏バテや冷房病とも重なる部分が多くあり、自分は大丈夫と安心している男性も要注意です。まずは手はじめにエアコンの設定温度に気をつけましょう。冷たい空気は低いところにたまる性質があるため、実際の設定温度より寒く感じることがあります。扇風機をエアコンの通風口にあてて冷気を拡散させるなど、部屋全体を均一に冷やす工夫を行うことが大切です。
 

小タイトル

 

熱中症体質は冷え体質であることをご紹介しましたが、実は、この冷え体質を改善すれば、夏に起こりがちな体の不調(夏バテ)の改善にもつながります。ぜひ毎日実践して、夏の暑さに負けないパワーを養いましょう!

 
 
対策1

ストレッチやマッサージ、ツボ押しで血めぐりをアップ!


長時間冷房の効いた部屋にいた日や、冷えを感じたときはストレッチやマッサージ、ツボ押しが効果的です。血めぐりが悪いと、全身の細胞に酸素や栄養を十分に行きわたらせることができなくなり、体調不良の原因にも。例えば、お風呂上がりには足首をぐるぐると回す簡単ストレッチで血行がアップ。むくみ対策にも有効です。
 
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対策2

寒い部屋にいる時は腹巻きなどで冷え対策


1日中、冷房の効いた環境で過ごす方は、自律神経の乱れにより冷えが進行しやすくなります。太い血管が通る首回りやお腹は冷やさずにあたためることが大切。腹巻き、ストールなどでしっかり保温し、その上で下半身や末端など冷えている場所に合わせて、ひざ掛け、ソックスなどでガードしましょう。
 
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対策3

シャワーで済ませず湯船で全身あたため


夏はシャワーで済ませがちですが、湯船に浸かることで1日の冷えがリセットされ、冷えや熱中症が起こりにくい体質になります。
 
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対策4

食後のホットドリンクで内臓ポカポカ


暑いからといって、冷たいものばかりを飲んでいると、内臓が冷えてしまいます。消化が活発になる食後は、あたたかい飲み物を飲む習慣を付けるだけで、夏冷えリスクを減らすことができます。
 
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監修:東京有明医療大学 保健医療学部 鍼灸学科教授 川嶋朗先生
 

この記事を監修された先生

川嶋 朗かわしま あきら

医学博士。東京女子医科大学准教授を経て、東京有明医療大学教授。ベストセラーとなった『心もからだも「冷え」が万病のもと』(集英社新書)など著書多数。近代西洋医学と補完・代替・伝統医療を統合した医療の第一人者。

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