Health

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健康学Q&A

栄養学

2018.07.10

健康学Q&A NO.7 夏バテにならないよう、アドバイスをお願いします!

健康学タイトル

体の健康をキープするために、今からどんなことに取り組んでおけばいい?
皆様から多く寄せられる質問に対し、矢澤先生がQ&A方式で分かりやすく解説します。
 
質問1
 
回答1
 
 
質問2
 
回答2
 
 
 夏バテの症状は食欲不振や睡眠不足、倦怠感などさまざまですが、厄介なのはそうした状態が続くことで、次第に体力が奪われ、結果的に体調が崩れることにあります。特に体力の低下と深く関係するのが食欲不振です。暑さや自律神経の不調によって胃腸の働きが低下するため、食欲がわかないという状態になってしまいますが、ただでさえ体力の消耗が激しい体に、栄養がしっかり補給できないと、体調は回復するどころか、さらに悪化してしまいます。暑さによって体力が消耗するのは仕方がないため、”食べる“ことで体力の低下を防ぐことが大切。食欲が減退しがちな季節ですので、無理にたくさん食べるのではなく、少量でも栄養価の高い食材を数多く食べるように心掛けましょう。
 
 
質問3
 
回答3
 
 
 夏バテを吹き飛ばす定番の食材と言えば、やはり「うなぎ」が思い浮かぶのではないでしょうか。土用の丑の日にうなぎの蒲焼きを食べる習慣は、江戸時代に平賀源内がうなぎ屋さんに頼まれて仕掛けた一種のPR作戦から始まったと言われています。しかし、滋養食というのはあながちウソではなく、実際にうなぎの成分内容を見てみると、エネルギー源となる良質なたんぱく質をはじめ、各種ビタミンが豊富。夏のだるさを解消するビタミンB1、胃の粘膜を保護し、機能低下を防ぐビタミン A、高い抗酸化力で血流を促進するビタミンEなどが含まれています。また、DHAは疲労回復、持久力向上、EPAは血行を良くし冷えの改善にも効果的で、まさに夏バテの救世主とも言える食材です。
 また、うなぎの肝は、特に「精がつく」と言われており、肝臓の働きを活性化し、疲労回復や持久力向上に役立つと言われています。うなぎを食べる際は、ぜひ肝吸いや肝焼きも一緒に召し上がってはいかがでしょうか。
 
 
質問4
 
回答4
 
 
 ニンニクも、うなぎと同じくスタミナアップや滋養強壮が期待できる代表的な食材です。まず、夏バテに効果があると言われる所以が、ニンニクのにおい成分であるアリシンにあります。アリシンは、夏のだるさを解消する「ビタミンB1」と結合するとアリチアミンという成分に変化する性質があり、ビタミンB1の吸収率がなんと10倍になると言われています。さらに、ビタミンB1は体内にほとんど蓄えることができない水溶性のビタミンですが、アリチアミンになると体内にもストックできる脂溶性のビタミンになるため、安定的に疲労回復が行われ、疲れにくい体質づくりをサポートしてくれます。
 また、それだけではありません。独特のニオイは料理をさらにおいしく仕上げてくれるため、食欲増進にも効果がありますし、食欲がわけば、体力もついてきます。「食欲不振→体力低下→体調不良」と悪い方へと陥りがちな夏バテの連鎖を食い止める効果も期待できます。「ニンニクは夏バテに効く!」ということは漠然と広く知られていますが、そのメカニズムを知れば、毎日の食事でより積極的に食べようという気持ちになるのではないでしょうか。

この記事を監修された先生

矢澤 一良やざわ かずなが

早稲田大学規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門 部門長。長年、企業や大学の研究機関で食の安全や健康食品の研究に従事。食べ物がいかに体に作用するかを分かりやすく解説。

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