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2018.05.15

顔筋整骨⑩ 瞼がたるんだ眠た顔をリセットして目力アップ

上瞼のたるみの原因はスマホの見過ぎ?!

年齢とともに起きるさまざまな変化の中で、顔の印象を大きく変えてしまうのが瞼のたるみです。上瞼がたるむと目が小さく垂れた感じになり、下瞼がたるむとどんよりした感じになります。眠たげで疲れたように見えるし、アイメイクもしにくくなるので、目力がダウンして顔全体が地味な印象になってしまいます。
上瞼がたるむ理由はいくつかありますが、多くの方に当てはまるものとしては目の周囲やおでこの筋肉のコリが挙げられます。通常、上瞼の開閉は主に上眼瞼挙筋と眼輪筋(図1)を使って行われますが、長く使っているとこれらの筋肉が疲れて老廃物が溜まり、徐々に重たくなってたるみ始めます。上瞼がたるんでくると、知らず知らずのうちにおでこにある前頭筋(図1)を使って目を見開くようになってきます。そして、前頭筋もこってくるとさらに目の上が重くなり、上瞼もますますたるんできます。スマートフォンを毎日長時間使用していると、目の周囲の筋肉が疲労するだけでなく、顔も俯きがちになるので重力でたるみがどんどん加速します。スマートフォンを使用するときは、あまり長時間にならないように、できるだけ俯き姿勢にならないように気をつけましょう。
目の周りの筋肉のコリをケアして上瞼を上げやすい状態にするには、上眼瞼挙筋と眼輪筋、そして前頭筋をリセットしてあげることが有効です。上眼瞼挙筋と眼輪筋をリセットするメソッドは以下でご紹介しますが、前頭筋をリセットするメソッドは、「顔筋整骨⑤ 老け顔をつくる2大シワにアプローチ」でご紹介した、前頭筋をほぐしておでこのシワを改善するメソッドと同じなので、そちらをご参照ください。
なお、年齢とともに上瞼がたるむ別の理由として、「眼瞼下垂」があります。眼瞼下垂は、瞼の奥の腱が切れることで起きるもので、目をよくこする方や20年以上ハードコンタクトレンズを使用している方がなりやすい症状です。腱が切れるという物理的な問題なので、治療には手術が必要です。たるみがひどく、目を普通に開いたときでも瞼が瞳孔にかかるような方は、一度眼科などで診察を受けてみると良いでしょう。


 
 

method 1:眉の周囲をほぐして上瞼のたるみを改善

■Step 1
机に肘をついて、両手の人差し指をカギ型に曲げます(図2)。

■Step 2
曲げた指の第2関節の平になっている部分を眉毛の内側に当てます。頭の重みを指に預けるような感じで圧をかけます。そのまま、「うんうん」と小さく頷く動作と「いやいや」と小さく横に動かす動作を各4回行います(図3)。少し皮膚が引っ張られる感じでOKです。目の周りの骨の縁を押えるようにして、眼球を押さないように注意しましょう。

 
 
■Step 3
Step2の動作を、眉の内側から外側に向かって左右各4か所行います。左右同時に行うことと、外側2か所は「うんうん」のたびにつり目になるようにすることがポイントです(図4)。

 
 

眼球の重さで下瞼がたるむ?!

下瞼には、目を閉じる役割と同時に眼球を支える役割があります。眼球は、周囲を眼窩脂肪に包まれ、下瞼と眼輪筋に支えられています。ところが、年齢とともに眼輪筋が弱くなくなると、徐々に眼球を支えられなくなり、下瞼がたるんできます。しかも、実際にはそれほど年齢がいってなくても、多くの方が下瞼を上手に使えていません。このため、力の強い口の周りの筋肉に引っ張られて、ますますたるみが増してくるのです。この状態を改善するには、下瞼を動かしている眼輪筋を鍛えるのが良い方法です。普段ほとんど使っていないだけにトレーニングが必要ですが、鍛えることで血流も良くなり、ハリやクマの改善も期待できます。まずは、3週間を目安にトレーニングしてください。
なお、眼窩脂肪を包む膜が損傷する「眼窩脂肪ヘルニア」でも、目の下が膨らんだりたるんだりします。これも眼瞼下垂同様、改善には手術が必要な場合があります。気になる方は、眼科などで診察を受けましょう。
 
 

method 2:眼輪筋を鍛えて下瞼のたるみを改善

※このメソッドは、必ず鏡を見ながら行ってください。
■Step 1
人差し指と中指で、上瞼の眉尻のすぐ下を押えて固定します(図5)。右目は右手で、左目は左手で行います。

 
 

■Step 2
もう一方の手の人差し指と中指で、下瞼の端を押えます(図6)。指の重さだけ負荷をかける感じで、ごく軽く。位置は目の周りの骨のすぐ下あたりです(図7)。その状態で、上瞼が閉じないようにしながら、下瞼を閉じるように動かします。下瞼に添えている手に、目元がピクピク動く感じが伝わってきたらOK。うまくできないときは、「眩しい!」という表情をつくってみてください。


普段使っていない筋肉が使えるようになるコツは、その箇所を強く意識して動かすこと。そのために、しっかりと鏡を見て確認しながらトレーニングすることが大切です。

この記事を監修された先生

村木 宏衣むらき ひろい

アンチエイジングデザイナー。「顔や体のゆがみやねじれを正し、問題を根本から解決する」というポリシーのもと、独自の美容メソッドを確立。著名人の顧客も多いカリスマセラピスト。

https://www.instagram.com/hiroi_muraki/

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