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2017.07.04

顔筋整骨⑤ 老け顔をつくる2大シワにアプローチ!

気づかないうちに深刻化するおでこのシワ

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写真を撮るとき目をパッチリ見せたくて大きく開いていたら、おでこのシワがくっきり写ってガッカリ…という経験はありませんか? おでこのシワは、老け顔をつくるだけでなく、どんな顔も猿顔にしてしまう“顔面破壊力”抜群のシワです。すまして鏡を見るときにはあまり出ないので、自分ではなかなか気づけないのですが、周囲の人たちにはバッチリ見られています。
おでこのシワができる主な原因は、頭皮のコリとまぶたのたるみです。デスクワークでパソコン画面を長時間見つめていたり、少しでも時間があればスマホを操作するような生活を続けていると、頭皮がこって硬くなります。しかも、このような生活ではうつむいていることが多いため、おでこに皮膚が集まってきます。通常、上まぶたを開くときには眼瞼挙筋(がんけんきょきん)という筋肉が使われますが、この状態になると眼瞼挙筋だけでは十分にまぶたを開けにくくなり、おでこにある前頭筋も使うようになります(図1)。これが続くと、おでこに横ジワが刻まれてしまうのです。また、加齢とともに上まぶたが下がる眼瞼下垂という状態の場合も、同様のことが起こります。したがって、おでこのシワの予防・改善には、酷使されてこり固まった前頭筋をほぐしてリセットしてあげることが大切です。

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method 1:前頭筋をほぐしておでこのシワを改善

■Step 1
両手を、親指を外側に来るようにして握ります(図2)。

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■Step 2
両手を、眉頭に小指がくるようにして、おでこに当てます。そして、そのままテーブルにひじを付いておでこに体重をかけます(図3)。このとき、口をぽっかりと開けて歯を食いしばらないように、また、息を詰めず自然に呼吸します。

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■Step 3
頭の重みをしっかりとかけ、小さくクルクルと5回まわします。前頭筋の奥にある骨をほぐすようなイメージです。まわし終わったら、少しだけ位置を外側にずらし、再びクルクルします(図4)。図のように少しずつ位置をずらしながら、おでこ全体を生え際までまんべんなくマッサージします。

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日本人はほうれい線ができやすい?!

老け顔をつくるもうひとつのシワが、ほうれい線です。
ほうれい線は、口角付近から頬骨にかけて左右対称に走っている4つの筋肉上唇鼻翼挙筋(じょうしんびよくきょきん)、上唇挙筋(じょうしんきょきん)、小頬骨筋(しょうきょうこつきん)、大頬骨筋(だいきょうこつきん)が大きく影響しています(図5)。日本人は、上唇を持ち上げる上唇挙筋と小頬骨筋をもともとあまり使わないため、年齢とともに急速に衰えてきます。そうなると、頬を持ち上げるときには口角を上げる大頬骨筋と頬筋ばかりを使うことになり、口の両端に力が入ってほうれい線が深く刻まれてしまうのです。さらに、上唇挙筋と小頬骨筋が衰えてたるんでくると鼻の下が長くなり、口角が下がって、ますますほうれい線が目立つ顔つきになっていきます。これを阻止するには、頬を横に引っ張っている大頬骨筋と頬筋をリセットして、上唇挙筋と小頬骨筋を使うトレーニングをすることです。ある企業の調査によると、ほうれい線が1cm長くなると6歳老けて見えるそうなので、進行する前にきちんとケアしていきましょう。

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method 2:頬の筋肉を鍛えてほうれい線を改善

■Step 1
最初のステップでは、頬の筋肉をほぐしていきます。

両手の人差し指を鍵型にして鼻の脇に当て、第一関節を使って左右に2cmほど5回スライドさせます(図6)。小鼻から目の下まで、下から上に向かって「内・外」の順番で合計8か所(図7)でスライドさせます。おでこの横ジワのときと同様、皮膚の下の骨をほぐすイメージで。皮膚をこすってしまうと、シミやたるみの原因になるのでご注意ください。この部分がこっている方は、最初は少し痛いかもしれませんが、頑張って頬骨の上までしっかりほぐしましょう。

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■Step 2
次は、上唇鼻翼挙筋と上唇挙筋のトレーニングです。このステップは、指と皮膚がすべりやすいのでコットンをご使用になると良いでしょう。また、普段使わない筋肉なので、きちんとできているかどうか、鏡を見て確認しながら行ってください。

両手の人差し指と中指の腹で小鼻の横の筋肉をしっかり押さえ、そのまま「え」と「お」の形に口を動かします。「え」のときは上唇がめくれて鼻の孔がふくらむようにすること(図8)、「お」のときは思い切り鼻の下を思い切り伸ばすこと(図9)が大事なポイントです。声は出さなくても構いません。「え・お」と5回繰り返しましょう。口を動かしたとき、指で押さえている個所の奥が動いている感じがあればOKです。

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この記事を監修された先生

村木 宏衣むらき ひろい

アンチエイジングデザイナー。「顔や体のゆがみやねじれを正し、問題を根本から解決する」というポリシーのもと、独自の美容メソッドを確立。著名人の顧客も多いカリスマセラピスト。

https://www.instagram.com/hiroi_muraki/

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