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2017.09.26
みずみずしい肌が、美しさを作りますよ。イチョウ葉と青魚で血流アップ!
血流が良くなればお肌や脳の力もアップ
私達の皮膚の色は、血液の色(赤)とメラニンの色(黒)が大きく関わってきます。美しい肌というのは、青白い肌でもなく、どす黒い肌でもなく、赤みを帯びた肌でもありませんよね。真に綺麗な肌というのは、素敵なお化粧をしても、そのベースとなる肌色が綺麗でないといけません。
そこで、今回は血液のお話です。
私たちの臓器全ては血液によって養われています。血液が十分に、隅々にゆき通ることによって悪い物質を肝臓が解毒したり、むくみとなる水分を腎臓が排出したり、筋肉に栄養を与えたり、脳が冴えたり、皮膚が温かくなります。
皮膚科の患者さまは、多くの方がみずみずしい肌を作るために血流を良くするビタミンEを飲んでおられます。
それでは、日常生活ではどんなものを摂取したら良いのでしょうか?
その一 イチョウ葉の効能
まず一つ目は葉っぱです。血流を良くする葉っぱは何かと言われて思いつきますか?
葉っぱというと、お茶として摂取することが多いと思います。お茶が体に良いということは皆さんご存じのはず。お茶って何?と良く考えてみると、健康成分の多い葉からエキスを絞り出して飲んでいるということです。
それでは血流を良くする葉っぱですが、皆さん誰でも知っているソレです。小学生の頃、校庭一面を彩っていた美しい葉っぱが、記憶力を維持したり、血流を良くするような効果を持ちます。
わかりますか?・・・そう、イチョウです。
私も若かりし頃、イチョウ葉の掃除をしていました(笑)。まさか、そのイチョウ葉に大変な効能があるとはつゆ知らず。
しかし、イチョウ葉をすり潰して食べたり、お茶として飲まなかったのは正解です。なぜなら、イチョウにはギンコール酸を始めとするアレルギー物質を含んでいますので、無謀なことをしてはいけないのです。アレルギー物質を取り除いた専用ものを取り入れてみましょう。
中国では以前より、イチョウ葉が血流を良くするということで、医療に使われていますし、ドイツでは医薬品として使われています。その効能としては、血流が良くなったり、脳の機能が改善したり、記憶する能力が高くなったり、血管が広がったり、循環器の機能が強くなったり、毛細血管の働きが良くなる効能などがあると言われているようです。
その二 DHA・EPA(ドコサヘキサエン酸 / エイコサペンタエン酸)の効能
暑い夏が終わり、秋に向けて・・・というとサンマの季節ですね。二番目は、「青魚」というキーワードです。
DHA・EPAをご存じの方は多いかと思います。ドコサヘキサエン酸 / エイコサペンタエン酸というこの難しいネーミングをソラで言える人は多いのではないでしょうか?はい、私もその一人です。医者になる前から言えました。
スラスラスラっと言葉が浮かびます。親から、マスメディアから、「ドコサヘキサエン酸を取ると頭が良くなるから、青魚を捕りなさい」と、その効能についてのニュースが多かったからですよね。
DHA・EPA(ドコサヘキサエン酸 / エイコサペンタエン酸)は、サンマのみならず、
まぐろ・さんま・いわしなどの青魚に含まれています。油を取ってはいけないと言っていたのは今や昔、良質の油を取ることが大切です。DHA・EPAの不飽和脂肪酸は、血の塊(血栓 けっせん)を作る事を予防する効果が強いので、脳こうそくや心筋こうそくという血が固まることで起きてしまう病気を防ぎます。また、血流が良くなることで、記憶力が増したり、集中力が強まったり、頭がはっきりするともいわれています。
実際に医薬品でもDHA・EPAを含んでいるものがありますし、WHO(世界保健機関)FDA(米国食品薬品局)でも摂取を推奨しているというお墨付きです。
イチョウ葉、青魚など身近なものを取り入れて、身体の血流を良くして、新陳代謝を促して、美肌を作るのみならず、心身ともに美しくなれたら良いですね。
この記事を監修された先生

しのぶ皮膚科(三田)院長。日本アンチエイジング外科認定医。皮膚科医として12年以上勤務した後、美容医療の道へ。豊富な臨床経験に裏付けられた“しのぶメソッド”で全国から多くの支持を受ける。