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2018.09.18
大人美姿勢のつくり方 vol.5 その眼精疲労、姿勢からきています!
十分休養したはずなのに、目の疲れがとれない
「最近目の疲れを感じやすい。」「いや、むしろ疲れがとれない。」そう感じている方も多いのではないでしょうか。その最たる原因のひとつが、現代の便利の象徴スマートフォンと言っても過言でもありません。今やスマートフォンは2人1人が保有している時代。電車に乗れば多くの老若男女がスマホを操作しているのも当たり前の光景になりました。集中するあまり、まばたきすら忘れて目の表面が乾いてしまうドライアイ。長時間連続で画面を見すぎて目の筋肉が緊張状態になってしまう疲れ目。このように目を酷使する毎日が続くことで、しっかり休養をとっても目の疲れが抜けない「眼精疲労」へと変化してしまうのです。
うつむきがちの姿勢が、眼精疲労を加速させる!
目を酷使すると、疲れ目やドライアイが起こり、眼精疲労になってしまうのは想像がつきやすいと思いますが、実はその裏で眼精疲労の症状を加速させている要因があります。それが「ストレートネック(スマホ首)」というものです。人の首の骨(頸椎)は自然なカーブを描いていますが、ストレートネックは上記のイラストのように、斜めにまっすぐ。人の頭は意外と重く5kg以上もある(だいたい大玉スイカ1個分もある!)ため、正常な首の状態でも負担は想像以上。それが、ストレートネックだと頭を前に突き出した状態になってしまうため、さらに荷重は増え、首は筋肉疲労を起こしてしまいます。筋肉が固まると血流が悪化し、首こりや肩こりはもちろん、視神経も圧迫されて眼精疲労を引き起こしてしまうのです。これがストレートネックと眼精疲労の関係性です。
ちなみに、眼精疲労の症状は、目の疲れだけではありません。ひどい場合は、日常生活に支障をきたす症状に発展することもあるので、早めの対策が必要です。
眼精疲労の主な症状
<目の症状>かすみ、まぶしさ、充血など
<目以外の症状>頭痛、肩こり、吐き気など
ストレートネックの予防・改善で、眼精疲労改善を!
ストレートネックの人も、そうでない人も、気が向いたときにやってほしいストレッチ。
固まっている人はす〜っとほぐれて気持ちいいですよ♪
首の前倒しストレッチ
手を後頭部で組み、ゆっくり息を吐きながら、下方向を向くように力を入れます。
首がしっかり伸びていると感じたところで10秒ほどキープし、首を起こします。
この動作を3セット繰り返します。
首の横伸ばしストレッチ
右手の場合、左側頭部に手を添え、ゆっくり息を吐きながら、首筋をしっかり伸ばします。
このとき、片手を背中に回すと、さらに伸びやすくなります。
伸びたところで10秒ほどキープ。この動作を左右3セットずつ繰り返します。
あご上げストレッチ
両手を合わせて親指をあごの位置に添えます。
口を閉じた状態で、指を添えたままあごを天井を向けます。
あごがしっかり上がった状態を10秒ほどキープ。
この動作を3セット繰り返します。
肩の上下体操
肩をすぼめるように上へとアップ。両肩と耳が近づくように意識すると効果的です。肩をおろす時はストンとおろし、首が伸びるような意識を持ちましょう。
アゴ押し体操
背筋を伸ばし、あごを前方に伸ばします。
アゴにてをあてて、水平にスライドするように強めに押し返します。
ストレートネックがすでに気になる人は、鏡の前で2〜3回繰り返すとより効果的です。