Health

姿勢

2023.09.29

【特集】その肩こり・腰痛の原因は「リブフレア!?」

1.肋骨が外旋して左右に開くリブフレアとは?
 

リブフレアは、加齢やストレス、姿勢の悪さなどで、横隔膜が固まって可動域が狭くなることが原因で起こります。人のカラダは大きく息を吸うと胸が上がり、肋骨が左右に開きます。これを「外旋」と言い、普段から肋骨が外旋している状態がリブフレアです。肋骨下角(図の赤い部分)が90度よりも開いていると、リブフレアと判断されます。リブフレアは病気とは言えませんが、呼吸が浅くなったり、猫背や反り腰を引き起こします。そして、知らず知らずのうちにカラダのあちこちに負担がかかってしまうのです。

 

2.自分で簡単に分かるリブフレアチェック!
 

自分がリブフレアかどうかは、鏡を見ながら簡単に判断できます。
①雑誌やハンカチなど90度の角があるものを左右の肋骨の間に当てます。
②90度の角に左右の肋骨が沿っていれば正常、90度以上ならリブフレアです。

 

ぽっこりお腹や、ずん胴体型はリブフレアの現れかも!?

リブフレアはカラダの見た目にも影響します。最も特徴的なのは、肋骨下部が前や横に浮き出たように見えること。さらに、肋骨が広がるのに伴って腹部の筋肉も外側に出てきます。肋骨が浮いて一見ガリガリに見えるのに、ウエストのくびれがなかったり、お腹がぽっこり出ているようなら、それはリブフレアの影響かもしれません。

 

3.開きっぱなしの肋骨が肩こりを引き起こす。
リブフレアは、息を吐いても横隔膜が十分に伸びず、肋骨が開いたままになってしまいます。そうなると、呼吸が浅くなって酸素が不足するため、カラダは肩を上げ下げして肋骨の動きを補完します。成人の1日の呼吸は約2万~3万回。それだけ肩を上げ下げしていたら、肩がこるのは当然です。

 

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サポーターの使用で改善効果も!

リブフレアに気をつけるには、日頃からイラストのような動作をできるだけ避け、腹式呼吸を心がけましょう。また、あばら姿勢サポーターの使用も効果的です。

 

4.体幹が不安定になり腰痛や膝痛の原因にも。
リブフレアになると、腹筋がうまく使えないため体幹が不安定になります。すると、上半身を支えるため腰に負荷がかかり、ぐらつく体幹を安定させようとして下半身が頑張るため膝にも負担がかかります。また逆に、腰痛や肩の痛みをカバーしようとして無意識にとる動作がリブフレアの悪化につながることも。自覚しにくいので、この機に普段の姿勢や動作を改めてチェックしてみましょう。

 

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監修:
元順天堂大学大学院
加齢制御医学講座准教授

青木 晃 先生

この記事を監修された先生

青木 晃あおき あきら

抗加齢医学専門内科医。日本健康医療学会常任理事。日本抗加齢医学会評議員。日本健康医療学会健康医療認定医。日本抗加齢医学会専門医。メディアでのわかりやすい解説に定評がある。

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