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栄養学
美女肌
2017.06.27
ブルーベリーで肌のすみずみまで美しく
目の疲労回復だけではないブルーベリーのヒミツ
近くにあるお気に入りのケーキ屋さんで、誕生日ケーキとかを買う時に、私は必ずベリーのたっぷり入った真っ赤なケーキを買う。色の濃い・新鮮なものは栄養価が高い。赤とか、緑とか、黄色とか・・・。同じ野菜でも品質の良いものを選びたい。
栄養価を考えてベリーベリーのケーキを頼んでいるわけではないのだけれども、その美しさに、その甘酸っぱさに、本能でその色に惹かれているのかもしれない。このパープルのつぶつぶを食せば、美しくなる気がする・・・そしてそれは本当です(笑)。
ブルーベリーというと、目の疲労回復・視力低下を防ぐなどという目の効能で有名なアントシアニンをみなさん思い浮かべるかと思います。アントシアニンは骨粗鬆症の予防効果があると新聞を賑わせてもいましたよね。
しかし、ブルーベリーの効果はそれだけではない。大きく分けて2つあります。それは以下の2つ。
1. アントシアニン・ビタミンEによる抗酸化作用
2. ビタミンEによる血流改善作用
シミやシワ・・・女性の敵「活性酸素」からカラダを守る
デスクトップパソコン・タブレット・スマホが私生活に職場にかかせない現代、目の疲労を取ることはもちろん、抗酸化ということが、それはそれは大切なのです。
酸化でどんなことが起こるかというと、あらゆることが起きます。病気の原因の多くが酸化が原因ではないかと言われているくらいで、免疫が落ちたり、筋力が落ちるだけでなく、つやがなくなるだけではなく、アレルギー疾患が起きやすくなりますし、美容に関して言えば、肌つやがなくなるだけでなく、しみ・しわの原因になったり、白髪が多くなったり、髪の毛が抜けるとかそういうことまで言われています。
そして、活性酸素を押さえる代表的なものにポリフェノールを多く含む食べ物があります。ポリフェノール・・・ポリフェノール・・・ポリフェノールと言えば、アントシアニンではないですか!そして、ビタミンEにおいては、抗酸化の代表格ビタミンCよりも強い抗酸化力があるのです。
米マサチューセッツ州ボストン・タフツ大学の米農水省老化研究所にて、約40種類の果物と野菜の抗酸化作用を比較する研究を行った結果、「ブルーベリーは、抗酸化作用が最も多い果物」に選ばれたとか。
そもそも、活性酸素がどれだけ自分たちに関係があるのでしょうか?
私たちの周りは活性酸素だらけなのでございます。今日召し上がれた食べ物に入っていた添加物・・・添加物の有害物質を無毒化しようと活性酸素が発生しますよ。
また、ここの所の大量の紫外線でも大量の活性酸素。電磁波からも活性酸素・・・電磁波と言えば、スマホ・パソコン。。。。。その他にも運動・たばこ・排気ガスなどでも。
内面から肌のすみずみまで美しくなるためには抗酸化ということが何より大切だということがわかりますよね。
ビタミンEで血流良くして顔色アップ!
ビタミンEは抗酸化だけではなく、血流を良くする効果があるので、冬の時期は手足が冷たくなってしまう末端冷え症の方だとか、しもやけができちゃう方だとかはビタミンEを飲むだけで手足が温かくなって、しもやけ知らずになったりします。保険診療でもお出しできるちゃんとしたお薬です。
それでは、暖かい今のような季節には不必要かというと、血液の流れが良いということは、いつでも大切なことなのです。例えば、肩こり・・・スマホ時代の現代、肩はカチンコチンに凝り固まっていませんか?両手を高くあげてストレッチすると・・あぁ、気持ち良い。
そうです、これが血液が流れるということ。
まだまだありますよ~~~。目の下のクマ、肌のくすみ、顔のムクミはどうですか?ありませんか??血液は綺麗に流しましょう。美しい肌のために・・・・!
ケーキを食べるなら、鮮紅色の色に心引かれるべし。
その中でもベリーベリーベリーが吉。
ブルーベリーが見当たらなかったら、サプリを探してみるのも良いかもしれませんね。
この記事を監修された先生

しのぶ皮膚科(三田)院長。日本アンチエイジング外科認定医。皮膚科医として12年以上勤務した後、美容医療の道へ。豊富な臨床経験に裏付けられた“しのぶメソッド”で全国から多くの支持を受ける。