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栄養学

2020.05.07

【特集】人生を豊かに楽しく過ごすためのプラスワン栄養成分ガイド


 
 

元気に歳を重ねるために知っておきたい栄養学

 最近、疲れやすくなったり、眠りが浅くなったり…と、体の衰えや変化を感じている方も多いのではないでしょうか。人間誰しも歳をとっていくもの。生理的な変化が訪れるのは当然です。これまで頑張ってきた皆さんだからこそ、そういった悩みが生まれるのも仕方がないと感じる一方で、せっかく頑張ってきたのだから、人生100年時代と言われる昨今、これからを楽しまないともったいないと思いませんか。
 人生を楽しむ基本となるのは健康でいることであり、その健康を作り上げるのに重要なのは「食」です。食事をバランス良く摂っている意識はあっても、歳をとると普段の食事だけでは必要な栄養をカバーできないと感じている方もいらっしゃるかもしれません。そこで役立つのがサプリメントなどの栄養補助食品です。加齢とともに足りなくなる栄養をピンポイントで補って、健康を維持していく考え方が大切です。
 今回は5大栄養素など、基礎的な栄養をきちんと摂取したうえで、「プラスワン」として補っておくと若々しさや日々の元気につながりやすい栄養素をピックアップします。若い年代で老け込んでいては、これからの人生の選択肢は狭まっていくばかり。栄養でコントロールして、上手な歳のとり方をめざしましょう。
 

加齢によって体に起こりやすくなる変化とは?

50歳代〜
さまざまな体の変化が起こりやすくなります。
寝ても疲れがとれない、痩せにくくなった、細かい文字が読みづらくなったなど、個人差はあるものの若い頃と比較して体の変化や衰えを感じる人が増えてきます。こうした体のサインはライフスタイルを見直す機会とも言えます。
 
60歳代〜
加齢で抗酸化力が低下。上手な生活習慣病予防を
還暦を迎える60歳代は、体に備わっている抗酸化力がさらに低下。活性酸素の影響を受けやすくなってしまいます。肥満や血管系などの生活習慣病が加速し、不調も出やすくなります。
 
70・80歳代〜
関節痛や生活習慣病のリスクが増大。認知症にもつながってしまいます。
70歳代以降はどこかしら持病を持つ人が多くなります。免疫力は20歳代と比べるとおよそ1/5にまで下がり、感染症リスクが高まります。また、眼病、関節痛、肥満など、日々の活動量を低下させる病気も多くなり、それがきっかけで心身の機能を低下させます。出歩かなくなることで日々の刺激が少なくなり、認知症リスクも増大するという負のスパイラルに陥りやすくなります。
 

あなたにプラスワンの栄養は?

抗酸化力アップにはこの栄養!
・α-トコトリエノール
・DHA、EPA
・アスタキサンチン
 
関節痛、認知症対策にはこの栄養!
・N-アセチルグルコサミン
・BCAA
・イチョウ葉エキス
・DHA、EPA
・GABA
・コンドロイチン
 
免疫力アップにはこの栄養!
・スクアレン
・核酸
・酵素
・ビフィズス菌など
 
体を整えるならこの栄養!
・スクアレン
・アントシアニン
・α-トコトリエノール
 

よくある悩みにプラスワンの栄養成分はコレを補う!

疲れ目がひどい!
→目も抗酸化が必要。血流アップでクリアな視界を!
こんなこと、心当たりありませんか?

□ 疲れ目がひどい
□ 視力が低下
□ 視野がかすむ
□ 光がまぶしい
 
目の老化は40歳代からはじまり、将来的にはほとんどの人が目の酸化を原因とする白内障を発症すると言われています。また、緑内障も血流が関係することがあると考えられ、抗酸化による血流促進は目の健康を保つ上で重要です。

 
そんなあなたにはこの栄養成分がオススメ
●目の健康をトータルにサポートアントシアニン

ベリー系植物に含まれる天然のポリフェノールの一種で、強い抗酸化力を持ちます。活性酸素の除去、疲れ目の緩和、ピント調節機能の改善などの効果が期待できる成分です。
 
●抗酸化作用で目の疲労を回復するアスタキサンチン
他の抗酸化成分と比較しても群を抜く抗酸化力で知られる成分。眼精疲労の改善に効果があるとされ、アントシアニンと同様、疲れ目の緩和、ピント調節をサポートする働きがあり、さらには、紫外線のダメージから目を守る働きも期待できます。

 

物忘れが多くなった!
→治療法が確立されていない認知症はセルフケアで予防・対策を!
こんなこと、心当たりありませんか?

□将来、自分のことが心配
□家族に認知症の人がいる
□探し物をすることが増えた
□仲のいい人の名前を忘れる
 
認知症の原因は完全には解明されていませんが、認知症で最も多いアルツハイマー型は血流低下がみられることから、それも原因のひとつと考えられています。認知機能を維持するためには、脳の血流促進をサポートする栄養に注目しましょう。

 
そんなあなたにはこの栄養成分がオススメ
●脳の血管、血流維持に役立つDHA・EPA
DHAは血液脳関門を通り抜けられる成分で、脳神経を活性化し、記憶力向上などに役立ちます。 EPAは血液脳関門を突破できませんが、血小板凝集を抑える働きがあり、血液の流れをスムーズにして、脳に良い影響を与えると考えられています。
 
●脳の血流を改善するイチョウ葉エキス
イチョウ葉エキスに含まれるフラボノイド配糖体(ケルセチン類など)およびテルペンラクトン(ギンコライド類など)には、脳の血流を改善し、認知機能の一部である記憶力を維持する働きがあることが報告されています。

 

疲れやすい、疲れがとれない!
→疲れは活力の敵。早めの対処で生き生きした毎日を!
こんなこと、心当たりありませんか?

□イライラすることが増えた
□やる気がでない
□一晩寝ても疲れている
□睡眠が浅くなっている
 
自律神経の乱れ(脳疲労)、肉体的な疲れ、ストレス、睡眠不足(生理的疲労)など、疲労にもさまざまな種類がありますが、そのどれもが心身からのSOSのサイン。原因を突き止め、休養を与えるとともに、活力につながる栄養を補給することが大切です。

 
そんなあなたにはこの栄養成分がオススメ
●酸素の供給量を増やし細胞を活性化スクアレン

体内で発生させた酸素を体の隅々まで運び、細胞の生まれ変わりをサポート。新陳代謝が高まることで疲労回復力も高まると考えられています。
 
 
●抗酸化力アップで疲労を軽減α-トコトリエノール
疲労は活性酸素が過剰に増えすぎることで蓄積されています。本来人間の体は、酵素によって活性酸素の働きを抑える働きが備わっていますが、加齢とともに、酵素の量も減少します。それを補う働きを持つのがα-トコトリエノール(ビタミンE)などの抗酸化成分です。

 

まだまだある!補いたい栄養成分

免疫を支える重要な役割 酵素
免疫力の8割は腸内環境で決まると言われており、そこで酵素は、栄養の消化吸収、代謝を助けるといった腸内環境を整える重要な役割を担っています。酵素は納豆などの発酵食品、生野菜や果物に含まれる食物酵素を摂ることで増やすことができます。
 
認知症予防に期待 GABA
発芽玄米や納豆に含まれるアミノ酸の一種で、抑制系の神経伝達物質としても注目の成分です。脳内の血流を活発にしたり、脳細胞の代謝を高める働きがあることがわかっており、記憶力の改善、リラックス効果、血圧を下げる作用なども期待できます。
 
関節の動きをサポート N-アセチルグルコサミン
関節をサポートする軟骨成分として有名なグルコサミンですが、N-アセチルグルコサミンはもともと体内に存在する成分と同じであり、摂取後は変換されずにそのまま利用されます。その利用率は変換が必要なグルコサミンと比べおよそ3倍と言われています。
 
筋力維持を助ける アンセリン
βアラニンとメチルヒスチジンという2つのアミノ酸が結合したペプチドをアンセリンと言います。マグロやカツオなどの回遊魚の筋肉に多く含まれており、これらの魚が泳ぎ続けるための必要な成分として注目を集めています。
 

監修:早稲田大学規範科学総合研究所 ヘルスフード科学部門 部門長 矢澤一良先生

この記事を監修された先生

矢澤 一良やざわ かずなが

早稲田大学規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門 部門長。長年、企業や大学の研究機関で食の安全や健康食品の研究に従事。食べ物がいかに体に作用するかを分かりやすく解説。

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