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健美レシピ
2019.02.12
健美レシピ NO.14 風邪を予防する食材「バジル」
健康な体をつくるためのヒミツは食生活にあり!
体のお悩み別に美味しくてキレイになれる簡単なレシピをご紹介します。
ポカポカで爽やか!新感覚のサラダスープ
冬は、風邪の菌やインフルエンザウイルスが活発になる季節。しかも、体内の免疫組織は寒さや乾燥に弱いため、免疫力が低下して、菌やウイルス感染しやすい状態になっています。このように冬の弱った身体をサポートし、免疫力を高める栄養素の代表格が、βカロテンです。免疫組織の多くは、腸や扁桃などの粘膜に存在しますが、βカロテンは、粘膜のバリア機能を強化してくれるのです。
βカロテンを多く含む食材は、ニンジンをはじめ数多くありますが、今回ピックアップしたのは、ハーブのバジル。ピザのマルゲリータやパスタのジェノベーゼソースといったイタリア料理のほか、タイやベトナムなどのアジア料理にもよく使われる食材です。スッキリと爽やかな香りが特徴で、香り成分のリナロール、シネオール、オイゲノールには、抗菌・抗ウイルス作用があると言われています。また、リナロールやオイゲノールには強壮作用もあるため、風邪予防にはぴったりです。
βカロテンは加熱に強いので、今回のレシピでは、サバ缶を使ったスープのアクセントとしてバジルを用いました。爽やかな香りを楽しみながら、身体の内側からポカポカになる、新感覚のサラダスープ。風邪の引きはじめで食欲のないときにも、ぜひお試しください!
野菜たっぷり、バジルがアクセントに
バジルのスープサラダ
材料(2人分)
サバ缶(水煮) 1缶
プチトマト 3個
バジル 10枚
オリーブオイル 大さじ1
水 2カップ
固形コンソメ 1個
塩 適量
ブラックペッパー 適量
粉チーズ 適量
タバスコ 適量
〈A〉
きゃべつ 3枚
たまねぎ 1/4個
じゃがいも 1/2個
にんじん 1/4本
カブ 1/2個
作り方(調理時間30分)
1.サバ缶は水気を切っておく。
2.〈A〉は食べやすい大きさに切る。プチトマトは半分に切る。バジルはみじん切りにしておく。
3.鍋にオリーブオイルを入れて熱し、〈A〉を入れて全体に油を絡ませる。
4.3に、水と固形コンソメを入れ、野菜がやわらかくなったら、サバ缶、プチトマト、バジルを加え、一煮立ちしたら、塩・ブラックペッパーで味を調える。
5.器に盛りつけたら、粉チーズをふり、お好みでタバスコを入れる。
野菜は材料にあるものでなくても、冷蔵庫にある残った食材やお好みの野菜でも大丈夫。また缶詰ではなくても、鶏肉や、ソーセージ、ハム、魚介類なども活用できますよ。
この1品で、たっぷりの野菜と、たんぱく質も摂取できることがポイントです!
この記事を監修された先生
国立健康・栄養研究所の栄養教育プログラムで技術補助員として従事。2008年にはシドニーオリンピック女子マラソン金メダリストの高橋尚子率いるチームQに加入し、栄養管理を担当。現在はフリーランスの管理栄養士として活動。