Interview

2019.02.19

FUN LIFE Vol.49 元プロチアリーダー 小池絵未さん

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元プロチアリーダー
小池絵未さん
EMI KOIKE
1983年生まれ。高校入学と同時に競技チアリーディングを本格的に開始。東京高校チアリーディング部JUICEでは3年連続でチアリーディングの日本選手権大会で3位入賞を果たす。高校卒業後はウェスタン・ケンタッキー大学に進学し、チアダンスチームに所属。その後、NFL、NBA、NHLの米国3大スポーツリーグでチアリーダーに選出される。現在はニューヨーク在住現地スポーツリポーターとして活躍中。
 

 

応援をきっかけに性格ががらりと変わった

 3歳から母親の勧めでクラシックバレエを習っていました。その頃の私は、両親いわくあまりしゃべらない物静かな子どもだったそうで、厳しいレッスンにも文句ひとつ言わず、黙々と通っていたと聞いています。それがどういう化学変化なのか、高校入学くらいから突然、おしゃべり大好き! 目立つの大好き! な、今の性格になったんです(笑)。
 きっかけはおそらく、とある野球チームの熱烈なファンになったこと。誰かを一生懸命に応援していると、不思議なことに応援している側もどんどん元気が出てくるんです。高校生だった当時の私は、その野球チームの試合を毎日テレビで見ては「頑張れ!」とか「かっこいい!」と叫んでいましたから、口に出していたポジティブな言葉の数々が、私にいい影響を与えてくれたのだと自分では分析しています。最近、元気がないなって人は、好きなスポーツ選手やタレントさんを見つけて、全力で応援してみてください。きっと不思議なパワーがわいてくると思いますよ。

 
 

心の底から好きなことだから堂々と夢に挑戦できた

 私が本格的に競技チアリーディングをはじめたのは高校生のとき。体を動かすことはもちろん、何より”応援“が好きだったので、チアリーディング部に入部しました。強豪校だったため大会入賞を目指してほぼ毎日練習があり、学校生活はもうチア一色! 大変ではありましたが、バレエと違ってチアリーディングは自分で選んだ道。弱音を吐くわけにはいかないと、来る日も来る日も屋外での筋トレに励んでいたので、一年中顔も体も日焼けで真っ黒でした(笑)。
 振り返ってみても、あの頃は本当にチアリーディングが楽しかった。練習が結果につながったときの喜びや、難しい技が決まったときの興奮を、いまだにみずみずしく記憶しています。心の底からチアリーディングが好きだと感じることができたからこそ、その後、プロのチアリーダーになるために、アメリカへと渡ることができました。生半可な気持ちだったら、挑戦する前に怖気づいていたと思います。
 
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競技チアリーディング

競技としてのチアリーディングは、いかに観客を魅了できるかどうかを競うスポーツ。ダンスやジャンプ、組体操のようなスタンツなど、チア特有の技術を使って演技を構成し、元気の良さや楽しさ、そして美しさを表現します。
 

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2年連続水着カレンダーに選出。快挙の裏にあった努力

 大学はチアリーディングが有名なウェスタン・ケンタッキー大学に進学。大学の他には建物がないような場所にキャンパスがあり、最初は東京とのギャップにとまどったものの、その環境がかえって良かったようで、4年間みっちりチアダンスに集中することができました。
 高校、大学とかなり練習したつもりでしたが、プロの世界はやはりそれ以上。ホテルのスタッフとして働きつつ、チアリーダーとして練習と試合の応援を繰り返す日々は、体力的にはきつかったです。それでも夢が叶い、プロの舞台でチアリーディングを演じる日々は、毎回、毎回、大きな幸せを感じていました。
 ただ体型管理・維持はきつかった(笑)。とくにニューヨーク・ジェッツのチアリーダーは厳しい体重制限が課せられ、基準の数値より体重が増えると、試合に出してもらえなかったんです。あの頃はサラダと茹でたささみばかり食べていましたね。でもその努力が実り、2年連続でチアリーダーの水着カレンダーに選出されたときは嬉しかった。カレンダーに載ったことはいまでも誇りです(笑)。

 
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ニューヨーク・ジェッツ

小池さんはアメリカンフットボールのチーム、ニューヨーク・ジェッツでチアリーダーとして活躍。選考試験では、着物を着たり、メイクであえて目を切れ長にしたり、日本人であることを猛アピールし、狭き門を突破したそう。
 
 
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NFLチーム「ニューヨーク・ジェッツ」でチアリーダーを務めていたときの一枚。300人を超えるオーディション参加者の中から、難関を突破して見事合格しました。華やかな笑顔は、文句なしでかっこいい!

 
 

日本とアメリカの文化のいいところを生活に取り入れる

 現役を引退したいまも、体を動かすことは好きで、しなやかな筋肉をキープできるようトレーニングを続けています。ただ食事は好きなだけ食べるようになったので、ここだけの話、体重は増えちゃいました(笑)。でもアメリカでは健康的なボディラインが魅力的だという人が多いので、体重に関してはまったく気にしていません。日本とアメリカでは文化が違うので、私は両方から”いいとこどり“をしようという考え。日本人は笑うときに口を手で隠したりしますが、私は大きく口を開けて笑うアメリカ流が素敵だと思うので、思いっきり笑います。でも日本流が素敵なこともたくさんあって、たとえば手土産を渡す文化。これ、アメリカではあまり見かけません。じつは以前、マスコミ嫌いで有名なあるアメフト選手に手土産として日本のお菓子を渡したところ、私にだけ快く話してくれたことがあったんです(笑)。日本のおもてなし文化って世界に通用するのだなと、誇らしい気持ちになりました。
 チアリーダーは引退しましたが、応援好きであることは変わりません。これからはスポーツリポーターという仕事を通して、頑張る選手を応援していきます。また日本のチアリーディングをもっと盛り上げたいという新たな夢もできました。ぜひ応援をよろしくお願いします(笑)! みんなが誰かを応援し、同時に応援されている。そんな応援の輪が広がれば、世界はもっと明るくなると思いませんか。
 

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日本のお菓子
コンビニやスーパーで当たり前に手に入る、日本のグミやチューイングキャンディーが意外なことに海外の人から人気が高いとの噂。海外旅行の際にお菓子を持っていくと、現地の人に喜ばれるかもしれません。
 
スポーツリポーター
小池さんは現在、日本とニューヨークを行き来しながらスポーツリポーターとして活躍中。一流の選手に取材する機会が多い小池さんに、「一流の人に共通していることは?」と尋ねたところ、「自己管理が完ぺき」とのこと。
 
 

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ポンポン

「お気に入り」と聞いて小池さんが取り出したのは、チアリーディングといえばコレ! というおなじみのアイテム“ポンポン”。手に持っていただいたところ、「自然に体が動いてしまう」と、カメラの前でばっちりチアポーズをキメてくれました。

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