Health

栄養学

2019.03.05

【特集】アミノ酸で動けるカラダをつくる!


 
 

アミノ酸はタンパク質の最小単位

私たち人間の体の約20%はタンパク質でできています。タンパク質が形成しているのは、肌、髪の毛、爪、筋肉、骨、内臓、赤血球、白血球など。つまり、体のほとんどの部分をつくるのにタンパク質が関わっていると言っても過言ではありません。
 では、タンパク質は何からできているか? と問われると、意外と知らない方も多いのではないでしょうか。答えは「アミノ酸」です。アミノ酸という言葉自体はみなさんよくご存知かもしれませんが、その種類はたった20種類に過ぎません。それらのアミノ酸が、遺伝子の指示によっていろいろな配列に組み合わせを変えることで、肌の一部になったり、髪の毛の基礎になったり、約10 万種類ものタンパク質をつくり出しています。
体を形成するうえで重要な役割を果たすアミノ酸ですが、大きく分類すると必須アミノ酸と、非必須アミノ酸に分けられます。特に大切なのは9種類ある必須アミノ酸で、これらは体内でつくり出すことができないため、普段の食事やサプリメントで補給しなければならないという特徴があります。また、アミノ酸はタンパク質をつくるという重要な役割がありますが、それだけではなく、筋肉をつくることに長けているBCAAをはじめ、成長に関わるもの、エネルギーとして使われるもの、脳に働きかける神経伝達物質、ホルモンとして体の機能を維持するものなど、その働きはさまざまです。どれひとつとっても健康には欠かせない栄養素です。動物性、植物性それぞれのタンパク質をバランスよく摂り入れることが大切ですが、食が細いなど不安がある方は、サプリメントなどで補うことも考えましょう。
 
 
食材のタンパク質は、一度アミノ酸に分解されてからカラダのタンパク質になっている
 
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34
5
 
 
ヒトの体内では直接つくることができない普段から積極的に摂りたい必須アミノ酸
 
リジンフェニル
ヒスチメチオ
トリプスレオ
 
 
スポーツアミノ酸と呼ばれるBCAAとは?
 
以下の3つの必須アミノ酸は、総称して「BCAA」と呼ばれています。別名スポーツアミノ酸とも言い、筋肉の生成、維持、コンディションサポートに必要な必須アミノ酸です。
 
ロイシンイソロ
バリン
 
 

カラダを形成するだけじゃない!こんなときにもアミノ酸が働いてくれる!

 
筋肉回復を早める
グラフ
激しい運動後などでダメージを受けた筋肉は疲労を感じ、時間が経つと筋肉痛といった痛みに変わります。体は筋肉を回復するためにタンパク質の合成を行いますが、その材料となる必須アミノ酸を補給することで回復スピードが早まることがわかっています。また、アンセリンなどのペプチドと一緒にとると相乗効果が期待できます。

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筋力アップ
筋力アップ
運動を続けることによってアミノ酸を消耗した筋肉は、疲労が蓄積されていきます。そうした筋肉に必須アミノ酸を補給することで筋肉の超回復が起こり、筋肉はこれまでよりも強化されていきます。ハードな運動への負荷にも耐えられるようになり筋力の向上が望めます。

 
 
健康寿命を伸ばす
健康寿命を伸ばす
加齢とともに筋力が低下し、それに伴い転倒が増え、介護状態になるというケースが増えています。筋力を増やすということは「自立した生活」を支えることにもつながります。筋力を増やすためにはロイシンと呼ばれる筋タンパク質の合成を促進するアミノ酸に加えて、他の必須アミノ酸をバランスよく摂取することが大切になります。

 
 
生活習慣病予防
生活習慣病予防
筋力量の増強で基礎代謝アップ、血流の促進で正常な血圧の維持など、アミノ酸には生活習慣病予防につながる働きが期待できます。

 
 
脳を元気に
脳を元気に
必須アミノ酸のひとつヒスチジンには脳の疲れを改善する働きがあることが、近年の研究でわかってきています。口から摂取されたヒスチジンは消化吸収された後、脳へと運ばれ、ヒスタミンという神経伝達物質に変換されます。ヒスタミンは集中力や判断力を司る物質であることから、疲労感が軽減し、脳を使う作業が向上するというデータもあります。

 
 
監修:順天堂大学大学院 スポーツ健康科学研究科 先任准教授 鈴木良雄先生

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