毎日の生活を支える「あし(足・脚)」は、いろいろと問題を抱えてしまいやすいパーツ。筋力が低下したり、カラダのめぐりが滞ったり、その原因もさまざまです。いつまでも健やかに歩むために、自分にあったアプローチをみつけましょう。
①筋力維持
足は「立つ」「歩く」「座る」などを担う重要な部分です。その筋力が衰えると日々の動作がしにくくなり、動かないでいるとますます筋力が低下して「ロコモ」など、さまざまな問題を招く恐れがあります。
②動きを助ける
「あしの痛み」は股関節から足先までパーツがいろいろ。痛みのパターンも「動かすとズキズキ」「しびれを伴う」などさまざまですが、 大きくは2系統で考えることができます。
「動かず安静に」は一見良さそうですが、運動不足による筋力の低下や体重増加を招き、関節にかかる負担をいっそう大きくしてしまい悪循環を招きます。
③足のアーチをサポート
足のアーチは筋肉とじん帯が細かい骨をつないでできる「たわみ」で、歩くときに踏み出した足裏にかかる圧力を吸収し、ひざや腰に伝わる衝撃を和らげる役割があります。
3つのアーチが立体的に連動し、衝撃を吸収するクッションに、また蹴り出すときの反発力を生むバネになります。足裏の筋力低下などによりアーチが崩れると、そうした機能が弱まります。
④あしのめぐりサポート
体重を支える下半身は、実は筋肉量が一番多い場所。太ももやお尻など大きな筋肉が集まっているので、これらが活発に動くことで足だけでなく全身の血流まで促すことができます。
足は心臓から一番遠い場所。しかも重力に逆らって血液を送り返さなくてはなりません。そのため足の筋肉はしなやかに収縮と拡張を繰り返し、ポンプのように働く必要があるのです。