
年齢とともに高まる変形性ひざ関節症のリスク

ひざ痛の代表的な病気である変形性ひざ関節症は、40代以降で加齢とともに有病者数が増加。女性は60代で半数以上、80代では実に8割が発症しています。男性より女性が多い傾向にあるのは、筋力が弱くひざに負担がかかりやすいことが一因。症状が進行する前にケアを始めることが大切です。
あなたのひざも変形が進んでいるかもしれません
変形性ひざ関節症は、クッションの役割を果たす軟骨がすり減り、骨同士が直接ぶつかり合うことで痛みが生じる症状。時間とともに進行し、末期では自立・歩行も難しくなります。

【初期】軽い痛み、こわばり
軟骨が少しずつすり減り、骨と骨の間のクッションが小さくなる。ふとしたときに痛みや違和感が出る。

【中期~進行期】軽い痛み、こわばり
軟骨が一部失われて骨がむき出しになり、ぶつかり合う。痛みが慢性的になり、目に見える症状も現れる。

【末期】軽い痛み、こわばり
軟骨がほぼなくなり、骨が直接こすれて変形。関節を動かすこともままならず、自立や歩行が困難になる。
要介護や認知症につながる恐れもあり早めのケアが重要
ひざには立つ・歩くなどの動作のたびに体重以上の負荷がかかり、それが蓄積して関節が損傷します。進行すると痛みが強くなり、運動や外出の機会が減って足腰の筋力が低下し、要介護や認知症リスクが高まる恐れも。長い年月をかけゆっくり進行するため、知らないうちに症状が悪化するケースもあります。
「軟骨成分」の補給やサポーター着用で悪化を予防
一度すり減った軟骨は自然に再生するのが難しいとされ、少しでも早くケアを始めることが大切。関節の動きを維持し、痛みを和らげる「軟骨成分」を含むサプリメントの摂取や、関節を支えて負担を軽減するサポーターの着用など、日常的な取り組みによって症状の進行を遅らせることができる可能性もあります。
【重要なお知らせ】
11月21日<模倣品、偽物、偽装通販サイトにご注意ください>