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2018.12.18
顔筋整骨pro④ 鼻筋を高くする
スマホの見過ぎで鼻が低くなる!?
鼻筋の通った高い鼻は、美人の条件のひとつ。「もう少し鼻が高かったら…」と、ひそかに思っていらっしゃる方は、決して少なくないでしょう。意外かもしれませんが、鼻は、顔の中でも骨格の歪みの影響を受けやすいパーツです。頭蓋骨は20以上のパーツでパズルのように組み立てられており、衝撃を受けたときはもちろん、身体の使いグセや加齢によっても少しずつ歪んだりズレたりします。鼻の高さに影響するのは前頭骨(図1)で、この骨が下がると鼻骨(図1)が圧迫されて埋まってしまうような形になり、鼻筋が低くなってしまうのです。
前頭骨が下がる理由としては、日本人は背中の筋肉が弱いため、頭を上げた状態で姿勢を維持するのが苦手だということがあります。うつむき加減の姿勢になりがちなため、前頭骨が下がりやすくなるのです。うつむいてスマホを長時間見るのは、これに拍車をかけることになるので要注意です。また、食いしばりも、頭部や首の筋肉が慢性的に収縮した状態となるため、側頭骨(図1)や前頭骨が下がる原因となります。
こうした頭蓋骨の歪みで低くなった鼻筋は、前頭骨に圧迫されて埋まった鼻骨を、掘り起こして引っ張り上げることで高くなります。鼻骨も複数の骨がくっついて形づくられていますので、正しいメソッドで整えれば修復が可能なのです。毎日続けることで、鼻根から高い鼻になるだけでなく、呼吸がとても楽になります。また、正しい姿勢を心がけることで効果はより高まるので、こちらの記事も参考にしてください。
method:埋もれた鼻骨を戻して鼻根から高い鼻に
■Step 1
片方の手のひらを額に当てて押えます。前頭骨を手のひら全体でつかむようなイメージです(図2)。
■Step 2
もう一方の手の親指と中指を使い、メガネの鼻パッドが触れる位置で鼻骨を挟みます(図3)。このとき、指が滑るので、鼻骨を挟むほうはコットンやティッシュを使うと良いでしょう。
■Step 3
両手がしっかり固定できたら、額に置いた手は押し上げ、鼻骨を挟んだ手は引き下げ、引っ張りっこしている状態をつくります。鼻骨を挟んだ手は、前方向ではなく下方向に引くようにします(図3)。
another method:やりにくかったら、こんな方法も
上記のメソッドがやりにくかったら、こちらの方法でも構いません。どちらか一方、やりやすいほうで行ってください。
■Step 1
両手を、手のひらが外側に来るように顔の前に持って来て、両手の親指の腹を鼻根(メガネの鼻パッドが当たる位置)に当て、鼻骨を両サイドから挟みます(図4)。指がすべってしまうので、鼻にコットンやティッシュを当てると良いでしょう。他の指は軽く曲げて、人差し指は額に置きます。
■Step 2
親指が鼻骨に固定できたら、額に置いた人差し指を支点に手首をクルッと返し、親指で鼻骨を前面にグッと出すようにします(図4)。鼻骨を左右から寄せて引っ張り出すようなイメージです。ただし、鼻骨はデリケートなので、力をかけ過ぎないよう注意してください。痛みを感じたら力のかけ過ぎです。
この記事を監修された先生
アンチエイジングデザイナー。「顔や体のゆがみやねじれを正し、問題を根本から解決する」というポリシーのもと、独自の美容メソッドを確立。著名人の顧客も多いカリスマセラピスト。
https://www.instagram.com/hiroi_muraki/