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ダイエット
姿勢
2018.08.21
大人美姿勢のつくり方 vol.4 姿勢が悪いと痩せにくくなる!?
痩せたいけど、痩せられない
「今度こそダイエットを成功させるぞ!」相当な覚悟を決めてストイックに臨んでも、悲しいかな、思っているような成果が得られないという方は多いのではないでしょうか。特に、「若い頃は少し頑張れば、成果が出やすかったのに…」と感じている方は、もしかしたら「姿勢」が関係しているかもしれません。
これまで、いろいろなダイエット法を試してきた方もいらっしゃると思いますが、今回は意外と密接な関係にある「姿勢とダイエット」についてお話したいと思います。
姿勢を正せば、痩せる!?そのメカニズムとは
「正しい姿勢を続けるだけでダイエットが成功するならとっくにやっている」という声も聞こえてきそうですが、まずは、どうして正しい姿勢がダイエットにつながるのか、そのメカニズムについて紐解いていきましょう。
まず、姿勢の悪い人に共通するのが、巻肩、猫背、骨盤のゆがみなどがあります。それぞれが起こすダイエットへの弊害が、どのようなものなのかを見てみましょう。
巻肩
・肺が圧迫され、酸素がしっかり行き届かなくなる
・血液やリンパの流れが悪くなり代謝が下がる
・横隔膜の動きが制限され、内臓の動きが悪くなる
猫背
・巻肩と同様のことが起こりやすくなる
・腹筋や背筋の衰えにより脂肪がつきやすくなる
・内臓を圧迫し、便秘になりやすくなる
骨盤のゆがみ
・血液やリンパの流れが悪くなり代謝が下がる
・内臓の位置が下がり、お腹がぽっこりする
姿勢の悪さに共通しているのは、結果的に「代謝の悪化」につながっていくことと言えます。
たとえば、子どもの頃は、ダイエットを気にせずご飯をおかわりしていたという方も多いと思いますが、しかし、大人になってご飯をおかわりしようものなら、そのまま翌朝の体重に響いてしまう。なるべく炭水化物を控えようと食の誘惑と戦っている方も、かなりいらっしゃるのではないでしょうか。それは大人になって代謝が悪くなっているからに他なりません。つまり、代謝悪化=ふとりやすくなると、多くの方が自覚しているからなのです。
歳を重ねるとともに、食べたものをエネルギーへと変換する力が弱まっていく。そして、姿勢の悪さでさらに代謝が悪くなる。これでは、せっかく頑張ってダイエットしても、より良い結果がえられるはずもありません。
厚生労働省策定日本人の食事摂取基準 2005年度版第一出版, 28-38, 2005.より抜粋
上記は、女性における体重1kgあたりの基礎代謝量を示したものです。基礎代謝量とは安静時に消費されるエネルギー量のことをいいます。つまり、代謝は子どもの頃と比較すると、半分近くまで落ちているということができます。
30歳を超えてからのダイエットは姿勢づくりから
正しい姿勢をつくるには、まずは自分の姿勢を知ることが大切です。
いろいろ方法はありますが、セルフチェック方式で確認してみましょう。
正しい姿勢づくりをサポートする
2つのストレッチ
(1)浅く腰かけ、腕を肩の高さにあげ、前に伸ばします。
(2)息を吐きながら両腕を後ろに引きます。左右の肩甲骨が寄っていることをイメージしながら行いましょう。
(1)椅子に浅く腰掛けて、胸を張り、骨盤が前に傾くイメージで腰を反って座ります。
(2)今度は背中を丸め、力を抜いて座ります。骨盤が後ろに傾くイメージで腰を落として座りましょう。
(3)この動きを数回繰り返すことで、骨盤周りの筋肉がほぐれます。
段取り八分という言葉があるように、目標を達成するための80%は準備で決まると言われています。ダイエットもまさに準備で決まると言っても過言ではありません。正しい姿勢(準備)をしっかり意識することで、痩せやすい体質をつくり、念願のダイエットを成功させましょう。