Health

2021.11.16

【特集】コレステロールの常識


 
ご自身のコレステロールへの評価、正しくできていますか?コロナウイルスに感染した場合、重症化するのが生活習慣病などの持病がある人と言われています。その生活習慣病を引き起こす原因のひとつと言われているのがコレステロール。巷では一方的に悪者扱いされているようにも見えますが、その真実とは!?
 
 

一番大切なのはコレステロールのバランスです。

私たちが生活習慣病対策を考える上で最も大切なのが血液です。血流を停滞させる原因はいくつかありますが、コレステロールもそのひとつ。しかし、世間一般では悪者の印象が強いコレステロールですが、果たしてそうなのでしょうか。コレステロールの働きをみると、コレステロールは血中でタンパク質と結合し、いわゆる「HDL(善玉)」「LDL(悪玉)」などと呼ばれます。それぞれ役割を果たしており、健康を維持するためには必要ですが、何がいけないかというと、バランスが悪いことなのです。
 
 

コレステロールのバランス指標、「LH比」に注目!

 コレステロールのバランスを確認し、脂質異常症や動脈硬化のリスクを判定する指標として、「LH比」が用いられています。たとえば、健康診断でLDL(悪玉)が基準値より悪かったとしても、HDL(善玉)が多く、LH比の数値が低ければ、少なくとも動脈硬化のリスクも低いと考えられます。反対にLDL(悪玉)が基準値内でも、HDL(善玉)が少なく、LH比の数値が低ければ注意が必要です。一度健康診断の結果を踏まえて、ご自身の数値を確かめてください。また、コレステロールのコントロールは、LDL(悪玉)とHDL(善玉)セットで考えることが大切です。青魚を食べる、ウォーキングをするなど、日々の生活習慣で改善するものですので、ぜひ今日から実践してみましょう!
 
 

知っておきたい常識1:コレステロールに善も悪もない!?

コレステロールの働き
1.細胞を守る!細胞膜の形成
2.体調を整える!ホルモンの材料
3.栄養素を吸収する!胆汁酸の材料
 
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コレステロールは血中に入るとタンパク質と結合してリポたんぱく質になり、以下のような役割を果たします。
 
LDLコレステロール(悪玉)→肝臓で作ったコレステロールを全身の組織へ運ぶ

HDLコレステロール(善玉)→臓器や血管などの余ったコレステロールを肝臓へ回収する

ココ重要!それぞれが体内のコレステロールバランスを正常に保つための役割をもち、「どちらが悪い」というわけではありません。

 
 
 

知っておきたい常識2:コレステロールをコントロールする!?

突然ですがクイズです!
Q.どちらの人が動脈硬化のリスクが高いと思いますか?

1
 
脂質異常症の診断基準では…
LDLコレステロール140mg/dl以上
HDLコレステロール40mg/dl未満
 
LDLコレステロールが多いAさんと答えそうですが、実は違います!コレステロール管理の指標 「LH比」 にも注目を!
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BさんはLDLコレステロールは少ないものの動脈硬化のリスクは高い!
HDL(善玉)コレステロール、LDL(悪玉)コレステロールともに、体には必要不可欠なもの。この2つのバランスが崩れてしまうと病気リスクが高まります。そのバランスを示す指標のひとつが「LH比」です。これは血管の健康状態(動脈硬化)を診る指標としても活躍されています。

 
 
 

めざせLH比1.5以下!

〜今日から始めるコレステロール管理〜
 
LDLコレステロールを減らす
●食べ過ぎない
●大豆製品を食べる
●青魚(EPA/DHA)を食べる

 
HDLコレステロールを増やす
●有酸素運動(ウォーキングなど)が効果があると言われています

 
監修:早稲田大学規範科学総合研究所
ヘルスフード科学部門 部門長
矢澤一良先生

この記事を監修された先生

矢澤 一良やざわ かずなが

早稲田大学規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門 部門長。長年、企業や大学の研究機関で食の安全や健康食品の研究に従事。食べ物がいかに体に作用するかを分かりやすく解説。

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