あれ！？服がきつくなってる…（汗

クリスマス、忘年会、お正月、新年会…。年末年始のイベントシーズン。キャパが増えた胃袋にたくさんのご馳走。これで食べるのを我慢しろというほうが酷というものです。しかし、年末年始を過ぎて待っているのは体重計に乗る恐怖。甘やかされた体を見て見ぬフリをしたいところですが、これまで着ることができていた服が入らなくなっていることで、結局は現実に引き戻されます。そうした現実から目を逸らさなくていいように、年末年始も太りにくい体を手に入れる。そのキーワードが「基礎代謝を上げる」です。
 

なぜ姿勢で、基礎代謝があがる？

「太ったからダイエットをする」。確かにそれが定石なのですが、このパターンはなるべく控えたいものです。そこで「基礎代謝を上げる」ことが重要になってきますが、それを実現する道筋の１つが正しい姿勢を身に付けることです。

では、なぜ正しい姿勢を身につけると基礎代謝が上がるのか？その理由は２つあります。

理由1
体の部位が正しい位置に配置され、基礎代謝が上がる
姿勢が歪むと骨や関節、筋肉も歪んだ状態で定着してしまいます。これは内臓も同様で、本来とは異なる歪んだ形で配置されてしまいます。このため、歪みのある体は各部位の機能がベストの状態ではなくなってしまい、働きも半減してしまいます。そうなると消費するエネルギーも必然的に少なくなります。
姿勢を正しくキープすれば各部位は本来の位置に戻り、本来の働きを取り戻すため、基礎代謝のアップにつながります。
 

 
姿勢が悪いと内臓は下垂し、本来の働きが発揮しにくくなる。内臓が下がる分お腹もぽっこり。
 
 
理由2
筋肉が鍛えられ、基礎代謝が上がる
基礎代謝の中で最もエネルギー消費が多いのが筋肉と言われています。人は楽な姿勢をしようとして無意識のうちに猫背などになる傾向がありますが、筋肉を使わないため代謝が悪くなってしまいます。また、使われないことで筋力が低下、それに合わせて基礎代謝もさらに低下するという負のスパイラルに陥ることになります。
逆に正しい姿勢を保とうとすると、普段使っていない筋肉をフル稼働させるため、慣れてない人はツライかもしれません。ただし、それだけエネルギーを消費しているということの証でもあります。
姿勢づくりによって筋肉が鍛えられれば、熱を生み出す力、血流を促す力も高まり、相乗効果で基礎代謝があがります。
 

代謝を上げる姿勢づくり〜インナーマッスルを鍛えよう〜

体の表面を覆う筋肉をアウターマッスルと呼ぶのに対し、体の深層部にある筋肉をインナーマッスルと呼びます。アウターマッスルは筋トレなどで鍛えやすいのに対し、インナーマッスルは表面には見えないため鍛えていることを実感しにくい筋肉です。しかし、正しい姿勢を保持するにはこのインナーマッスルを鍛えることが重要であり、さらに、この筋肉を鍛えることで基礎代謝が大きくアップします。今回はインナーマッスルを鍛える簡単なエクササイズをご紹介します。
 
プランク


１.両ひじを床につき、うつ伏せになり、足のつま先を立て、体全体を持ち上げる。
2.体が一直線になっていることとお腹で持ち上げていることを意識して３０秒をキープし、毎日続けながら徐々に長い時間にチャレンジする。
 
 
ハンズアップスクワット

１.両足を大きく前後に広げる。