Health

パーツ別お悩み

2018.09.04

【特集】脱!目のお悩み宣言!

タイトル
 
40歳を過ぎれば、遅かれ早かれ誰にでも訪れる目の老化。今回は、加齢とともに頻度が高まる症状と老化を遅らせるための対策をご紹介します。
 

各機能の老化でさまざまな症状が起こります

 
目
 
 
①水晶体
ものを見るときに厚さを調節し、焦点を合わせます。柔軟性が奪われピントを合わせにくくなった状態が老眼、活性酸素などにより濁った状態が白内障です。
 
②角膜
外からの光を取り込む窓のような働きをします。涙の分泌量が減少したり、まばたきの回数などが減ると角膜が乾燥しやすく、ドライアイの原因となります。
 
③毛様体
毛様体の筋肉が伸縮することで、水晶体の厚さ調節が可能になります。目の酷使や加齢などによって硬直すると眼精疲労老眼が起こります。
 
④黄斑
モノの色や形を識別する視細胞が集中している部分です。加齢によって働きが衰えると、日常生活にも支障を来す加齢黄斑変性のリスクが高まります。
 
⑤視神経
網膜に映し出された画像を電気信号として脳へとつなぎます。眼圧が高くなると視神経が圧迫され、視野が欠けたり狭くなるなど緑内障が発症しやすくなります。
 

正しい知識とケアで目の健康寿命を保ちましょう

加齢による衰えは体のさまざまな部分で起こりますが、特に実感するのが「目の老化」と言えるかもしれません。十把一絡げに目の老化といっても、目にはさまざまな部位があり、その役割や老化のメカニズムもさまざまです。たとえば、ガラス玉のように透き通った「水晶体」と呼ばれる部分は、カメラのレンズのような役割をしています。水晶体は厚みを柔軟に変化させることで遠くや近くを見る時にピントを合わせていますが、水晶体が老化によって硬化すると柔軟性が失われ、ピントが合わせづらくなります。これがいわゆる「老眼」の一因。また、紫外線などにより酸化が進むことで水晶体が白濁してしまった状態が「白内障」です。
 「目」は起きているときは絶え間なく働き続けています。また、パソコンやスマートフォンの利用が増えたことにより、現代人の目にかかる負担は、ひと昔前より大きなものになっていると考えられます。人は五感であらゆる情報を得ながら生きていますが、そのうち視覚によって得られる情報は全体の8割と言われています。そのため、目が見えにくくなったとき、QOL※低下に最も直結しやすいと言えるかもしれません。
 近年、自分らしく生きるためには「健康寿命が大切」と盛んに言われていますが、これからは目の健康寿命にも、気を配りましょう。目の衰えはすべての人に必ずやってくる、という認識のもと、どんな症状があるのか、どんな生活習慣が老化を遅らせることができるのかなど、正しい知識を身につけ、実践することが、目の健康づくりの第一歩となります。
※QOL:Quality of lifeの略。「生活の質」という意味で心身ともに健康で生きがいのある状態。
 
 

加齢とともにリスクが高まる眼病や症状

30歳前後

若い年代から起こる眼精疲労。目だけでなく、不調も引き起こします。
眼精疲労は、目を酷使することで、疲れ目が慢性化した状態です。
30歳悩み
 
 

40歳〜

40歳代になると、誰にでも訪れる老眼ドライアイに悩む人も増えてきます。
加齢とともに目の乾きも促進されるため、ドライアイの症状も現れ始めます。
40歳悩み50歳悩み
 
 

60歳〜

年齢とともに水晶体が白濁し、視力が低下する白内障
水晶体に含まれるたんぱく質は加齢や紫外線により、 徐々に白く濁り、視力低下を引き起こします。程度の差はあるものの、80歳を超えるとすべての人が白内障になるというデータもあります。
60歳悩み
 
 

70歳〜

加齢とともに緑内障加齢黄斑変性など重篤な眼病も増え始めます。
特に緑内障は失明原因のトップに挙げられており、その理由は症状に気づきにくいことにあります。40歳頃から発症が見られるため、定期的な眼科検査が唯一の予防となります。
75歳悩み175歳悩み2
 
※加齢とともにリスクが高まる眼病や症状を紹介しています。日常生活の影響や個人差があるため、ご紹介した年代で必ず発症するというものではありません。
 
 
 
サブタイトル
 

栄養でサポートする

疲れ目に効く成分、アントシアニン

ブルーベリーなどに多く含まれるポリフェノールの一種。目の疲れをやわらげたり、活性酸素を原因とする眼病予防など、目の健康をトータルにサポートする効果が期待されている成分です。
 
こんな効果が期待できる
●活性酸素を抑制する抗酸化作用により白内障・老眼・緑内障などを予防
●視神経の伝達物質「ロドプシン」の再合成を助け、疲れ目の緩和・かすみ・ぼやけなどの症状を改善

 
アントシアニンは毎日摂るべし!
目の健康に有効なアントシアニンですが、一度体内に吸収されると24時間で体外に排出されてしまいます。そのため、毎日続けて摂ることがポイントです。
アントシアニンを含む食材
ぶどう/カシス/ベリー類/赤ジソ/黒豆/黒ごまなど
 
グラフa
 
 

高い抗酸化力で目を老化から守る注目成分、アスタキサンチン

サケやイクラ、エビなどに含まれている赤い色素で、数ある抗酸化成分の中でも非常に高い抗酸化力を持っています。目の中には「血液網膜関門」という、いわゆる関所のような場所がありますが、アスタキサンチンはその関所を通過することができる数少ない成分のひとつ。強い抗酸化作用により目の新陳代謝を良好にして、血流を促す働きにより眼精疲労の軽減や眼病予防をサポートします。
 
こんな効果が期待できる
●高い抗酸化力で、眼精疲労を改善
●白内障や加齢黄斑変性などの眼病予防

 
グラフbグラフc

 
 

体操で目をつくる

ピント調節機能を正常に保つ遠近ストレッチ


①目から10cmくらい離した位置で人差し指を立て、ピントを合わせます。
②遠くのものに視点を移しピントを合わせます。
③この繰り返しを10回ほど行います。
 
こんな効果が期待できる
●疲れ目、眼精疲労の予防・解消
●ドライアイの予防・解消
●老眼の予防

 

筋肉をほぐし、リラックス!グーパー体操


目をぎゅっと閉じて、大きく目を見開くだけ。
 
こんな効果が期待できる
●疲れ目、眼精疲労の予防・解消
●ドライアイの予防・解消
●老眼の予防

 
 

あたためてやわらげる

あたためて疲れ目すっきり!ホットアイマスク(温罨法)

漢方医学の治療法のひとつで、体をあたためて血の巡りを促す方法を温罨法と呼びます。この温罨法を目に適用し、効果的にあたためることができるのがホットアイマスク。目の周辺の血管を広げ、筋肉をリラックスさせることができます。

例えば、あずき入りのホットアイマスクであればあたためることで蒸気が発生。一度電子レンジであたためると、15〜20分は温熱効果が続きます。また、何度でも使えるため経済的♪
 
こんな効果が期待できる
●疲れ目、眼精疲労の予防・解消
●ドライアイの予防・解消

 
監修:医療法人社団済安堂・井上眼科病院 院長 井上 賢治先生
 

この記事を監修された先生

井上 賢治いのうえ けんじ

日本眼科学会眼科専門医。日本緑内障学会評議員。日本ロービジョン学会理事。日本眼科医会常任理事。東京都眼科医会常任理事。わかりやすい解説に定評がある。

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