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美脚ライフ
2016.09.27
美しいボディラインをつくる日常動作
美しい歩き方が美脚をつくる
ボディラインは、歩いたり、座ったりという日常生活の動作に大きく影響されます。そして、そのもっとも基本となるのが「歩く」ことです。この歩き方が一つ変わるだけで印象もぐっと変わり、実際に使う筋肉も変わってきます。脚の筋肉を美しく引き締め、ボディラインを整えることにもつながる正しい歩き方をぜひ身につけて実践してください。
□正しい歩き方
1.踏み出すほうのかかとを上げたら、足首をぴんと伸ばします。ここを意識すると脚の運びがぐんとエレガントに。
2.ヒールの場合、着地するときには、かかととつま先を同時に下ろすようにしましょう。雲の上に足を載せるように優しい気持ちで。コツンときれいな着地音が出ていたら合格です。
3.着地したら後ろ足で体を前に送り出します。このとき脚の内側の内転筋を意識して、両足を引き寄せるように歩きましょう。そうすると筋肉が使われて内ももが引き締まり、ヒップアップの効果も期待できます。
□ヒールのない靴の場合
ヒールがない靴で歩くときや、スニーカーでウォーキングするときには、かかとから着地します。
□こんな歩き方はNG!
ヒールを履いている女性に多いのが、膝下だけを使う歩き方。また、かかと、つま先という順番で着地すると着地の衝撃がかかとに集中して、足を痛めたり歪んだりしやすくなります。ヒールでの内股歩き、がに股歩きも脚のラインを崩してしまいますので、注意してください。
階段の上り下りも美しい姿勢で
階段の上り下りには、ふくらはぎを引き締める効果があります。太ももの大腿骨から伸びてふくらはぎの表面を覆う腓腹筋とその下のヒラメ筋が、ふくらはぎの筋肉です。この筋肉が適度に引き締まると、スラッと膝下の伸びた美しい脚になります。優雅な所作を保ちつつ、エクササイズ効果のある階段の上り下りをご紹介します。
1.上るときは、つま先だけでステップを踏み、テンポよく上りましょう。1段ごとに足裏全体を着地させると大股になって、ドスドスとした印象になりがちでスマートではありません。上るときにはガニ股にならにように注意を。
2.階段を下りるときは、片方の足を下のステップに下ろしたときに、反対側の膝も自然に曲げます。ドスンと落ちると、足や靴に衝撃が強すぎますし、バランスも崩しやすいので、膝を使ってクッションにすると見た目も綺麗です。手すりを活用するのもおすすめ。体を預けすぎずに、指先で触れる程度にすれば、エレガントです。
バッグの持ち方も姿勢に影響する
右利き、左利きがあるように、多くの人は長年の積み重ねで体がどちらかに歪んで肩の高さも違ってきています。その歪みを引き起こす身近な要因が、バッグの持ち方です。誰しもバッグはこっちが持ちやすいという癖があるはず。それが、日々蓄積した結果が今の歪みにつながっているのです。
バッグを持つときには、片側ばかりで持たずに15分おきくらいに左右持ち帰る、荷物が多いときには2つに分けて左右で持つようにするなど、バランスも意識しましょう。
(バッグを持ち替えないでいると…)
バッグの重さを支えようと体が反対側に傾きます。そして、傾いた結果、逆側でも持ちづらくなり、さらに片方だけで持つようになるという悪循環が起こります。腰も曲がるので、左右のウエストのくびれの形も歪んでしまいます。
(適度に持ち替えるようにすると…)
左右の肩が平行になるので、どちら側でもっても違和感がなく、バランスのとれた体になります。
すぐに、全部を実践するのは難しいかもしれませんが、意識するだけで自然と正しい姿勢でいられる時間が増えていき、結果として美脚やボディラインを磨くことができるようになります。
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この記事を監修された先生

ウォーキングスタイリスト。実業団バレーボール選手としてプレー後、モデルとして活動。独自のウォーキング・ポージング・メソッドを確立し、プロ・アマ問わずウォーキング指導を展開中。