Beauty
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美女力UP
美脚ライフ
2017.12.12
美人のしぐさ① コートで魅せる!
周囲から意外と見られているコートの脱ぎ着
日常生活において、人前で服を脱ぎ着することはほとんどありませんが、その数少ない例外がコートです。レストラン、映画館やコンサート会場、ホテルのロビーなど、たくさんの人目がある場所で、脱いだり、着たり、たたんだりすることがしばしばありますね。そんなとき、家にいるときのように無造作に振る舞っていませんか? コートをバサつかせたり、周囲の邪魔になるような動作で脱ぎ着したりしていないか、一度セルフチェックしてみましょう。もしも「あれ、うまくできていない?」と思ったら、脱ぎ着のコツを覚えて、コートで魅せるエレガントな女性を目指しましょう。
なお、目上の方の家や、仕事で取引先の会社を訪問するようなときは、相手の方に会うよりも前に、コートやマフラーは取っておくのがマナーです。帰りは、相手の方に「どうぞコートを着てください」と促されない限りは、相手から姿が見えない場所に出てからコートを着ます。
「脱ぐ」「たたむ」「持つ」を流れるように
コートを脱ぐときは、軽くたたんで腕にかけるまでを、流れるようにひと続きに行うと上品に見えます。
Step 1:コートは肩から脱ぎます。ロングコートは片方の肩、ショートコートは両肩を同時に。肩を動かすのではなく、襟を後ろに落とすような感じです(図1)。
Step 2:両手を背中のほうへ持っていき、肩を脱いだほうの袖を反対の手で持ちます。両肩を同時に脱いだときは、持ちやすいほうの手を使います(図2)。
Step 3:片腕が抜けたら、両手を前に持ってきて、反対側の腕も袖から抜きます(図3)。
Step 4:袖を持った手はそのままで、反対の手で襟を持ちます。これで、コートは背中合わせに半分にたたまれます(図4)。
Step 5:袖を持った手でコートの中ほどを押え、襟を持った手を上から被せます(図5)。
Step 6:そのまま腕にかけ、反対の手を添えて持ちましょう(図6)。
できるだけコンパクトな動作でするりと着る
着るときは、できるだけ動作をコンパクトにするのが一番のポイントです。
Step 1:体の前でコートと自分が向き合うようにして、襟の部分を両手で持ちます。手は上から襟をつかむのではなく、下から支えるようにするとエレガントです(図7)。
Step 2:片手は襟を持ったまま、反対の手を袖に通します(図8)。
Step 3:コートはできるだけ動かさないようにして、襟を持っていた手を背中に回して袖を通します(図9)。
Step 4:腕を振り回さないようにして肩まで引き上げます(図10)。
コートを着るときは、楽しい時間を過ごした後だったり、用事が済んだ後だったりすることが多いので、ついうっかり動作が大きくなりがちです。コートをバサッと振り回したり(図11)、腕を大きく振り上げたり(図12)するのは、ちょっとワイルド過ぎるので控えましょう。
クロークに預けるときもエレガントに
クロークにコートを預けるときは、(図6)の状態からさらに半分に折りたたみ、両手でスタッフの方に渡すとスマートです(図13)。笑顔で「お願いします」の一言を付け加えると、よりソフィスティケイトされた印象を周囲に与えます。
脱ぎっぱなしのまま渡したり、つっけんどんに片手で渡す(図14)などの振る舞いは、マナー違反とはいいませんが、エレガントを目指す大人としてはNGです。
着こなし+振る舞いで印象を変える
今年の秋冬は、コートの前を開けるスタイル(図15)が主流です。インナーで変化をつけられるし、こなれた感じで素敵ですね。
でも、やはりフォーマルなシーンや仕事で得意先を訪れるような場合は、きちんとボタンをはめる前閉じスタイル(図16)がベターです。同じコートでも、着こなしで見た目が大きく変わります。さらに、アクティブな雰囲気の前開きのときは、少し弾むような感じで歩き、かっちり感の強い前閉じのときは、背筋をピッと伸ばして颯爽と歩くようにすると、着こなしがグレードアップします。シチュエーションや気分によって、着こなし+振る舞いを変えれば、印象はガラリと変わります。ぜひ、試してみてくださいね。
この記事を監修された先生

ウォーキングスタイリスト。実業団バレーボール選手としてプレー後、モデルとして活動。独自のウォーキング・ポージング・メソッドを確立し、プロ・アマ問わずウォーキング指導を展開中。