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栄養学
2016.11.24
イチョウ葉
イチョウ葉エキスの主成分とその働き
古くからイチョウ葉は漢方に使われていました。ヨーロッパでも早くから研究され、イチョウ葉に含まれる成分が健康に関わりがあると考えられるようになりました。イチョウ葉エキスの主な成分は、フラボノイドとギンコライドです。イチョウ葉には30種類以上と言われるフラボノイドやイチョウ葉特有のギンコライドという成分が含まれています。これらの成分はめぐりを良くして、健康的な毎日のために大切な成分として知られています。
実は珍しい「生きた化石」イチョウ
イチョウは世界中に分布しているため、ありふれた樹木と思われがちですが、植物学上、古代の姿を残す珍しい植物です。イチョウが最も繁栄したのは約1億5千年前でしたが中国南部の一種のイチョウを除く、すべてが絶滅してしまいました。
長い時を経た鎌倉時代、再びイチョウが中国から日本へと伝わってきたとされています。ヨーロッパへは、18世紀頃に日本から持ち込まれ、その後に世界各地へと広まっていったのです。いま世界中で見られるイチョウは、中国原産の同一の植物種から植樹されたものです。そのため、今でもイチョウには原始の植物形態が残されていて、「生きた化石」と呼ばれています。
イチョウ葉の成分
(1)フラボノイド
植物に含まれる色素成分の総称。
●ケルセチン
●ケンフェロール
●イソラムネチン
●ルチン
他、約26種
(2)テルペン類
イチョウ葉特有の成分
●ギンコライドA
●ギンコライドB
●ギンコライドC
●ギンコライドJ
●ビロバライド