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2016.11.24
気になる健康ひとくちメモ
不足すると骨から溶け出すカルシウム
カルシウムは骨や歯を作っている栄養素です。99%が骨が歯にあり、残りの1%が神経の働きや内臓機能、筋肉運動など、生命維持や活動に重要な役割を果たしており、そのためカルシウムは常に骨に蓄えられています。血中のカルシウムは一定の量が必要なため、不足すると骨に蓄えられたカルシウムが溶けだして、不足を補おうとします。
加齢とともに体内の骨量は少しずつ減少していきます。骨代謝の乱れ、カルシウム吸収率の低下、食事量の減少などが原因です。放っておくと骨粗しょう症を招き、骨折や、それに伴い寝たきりになるなどのリスクが出てきます。
また、カルシウムの吸収をよくするためには、ビタミンDを摂り、適度な運動と日光浴を心がけましょう。
体調を整えるさまざまな働き
ビタミンといえば、まず最初に思い浮かべるのがビタミンCではないでしょうか。ビタミンCは体調を整えるためにさまざまな働きを持つ栄養素です。抗酸化作用や、免疫力を高めるという重要な役割や、皮膚や軟骨、腱などを構成するコラーゲンの合成を助けるのに必要と言われています。
日本人のビタミンC所有量は1日100mgとされていますが、年齢を重ねるごとに吸収力は低下していきます。またタバコを吸う人やストレスの多い人は不足しがちです。
水溶性で吸収されない分は尿となって身体の外に出てしまう性質を持っています。体内では合成できないため、食事で摂る必要があります。柑橘類などの果物や野菜、芋類などに多く含まれていますが水に溶けやすく、熱に弱い性質があるので、できるだけ新鮮な生で食べるとよいでしょう。