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栄養学
2017.11.14
話題の甘酒は疲労回復にピッタリ!
甘酒=アルコールではありません
寒くなると甘味処などで飲む事の出来る「甘酒」。甘酒と聞くと、アルコール飲料だと思うのではありませんか?
でも甘酒は、アルコール分が含まれるものと、含まれないものの2種類があります。
【アルコールが含まれるもの】
日本酒を作った時にできる酒粕を使ってできる甘酒には、微量のアルコールが含まれているため、子どもや運転をする方は飲むことができません。
また、砂糖を添加して甘味をだします。
【アルコールを含まないもの】
米麹を使ってできる甘酒は、アルコールを含まないため、子どもや妊婦でも飲むことができます。
いろいろスゴイ!甘酒にはどんな効果があるの?
どちらの甘酒も、栄養価は高く、『飲む点滴』と言われるほどです。三大栄養素(たんぱく質・脂質・糖質)、食物繊維、ナトリウム、カリウム、亜鉛、鉄、ビタミンB群が豊富に含まれていています。このように、様々な栄養素が含まれている甘酒は、素晴らしい効果があると言われています。
・疲労回復
・エネルギー補給
・ 熱中症予防
・新陳代謝を活発にしてくれる
・腸内環境を整える
・美肌
・冷え予防
・貧血予防
など
特に、忙しい私たちが毎日健やかでエネルギッシュに生活するためには、疲労回復を速やかに行うことが大切です。疲労回復には、たんぱく質、糖質、ビタミンB群は重要です。これらがバランスよく含まれている甘酒は、元気をつけるのにぴったりなのです。
ご自身のライフスタイルに合わせて、そのまま飲んだり、ジュースにしたり、またお料理に使ったりと毎日継続する方法を見つけてみてくださいね。
疲れを吹き飛ばすためのレシピ
今回、ご紹介するのは甘酒を使ったレシピです。
豚肉にはたんぱく質とビタミンBが多く含まれており、甘酒との相乗効果が期待できます。
甘酒豚丼
材料(2人分)
ご飯 2人分
豚肉(焼肉用) 300g
たまねぎ(スライス) 1/4個
しょうが(みじん切り) 1片
ゴマ油 小さじ2
Aしょうゆ 大さじ3
A甘酒 大さじ4
A酒 大さじ3
A水 1/2カップ
温泉卵 2個
万能ねぎ(小口切り) 適量
紅しょうが 適量
作り方
1. フライパンにゴマ油、しょうがを入れて、香りがしてきたら、豚肉、たまねぎを入れて全体を炒め、肉の色が変わったら、Aを加えて少し煮詰めながら、タレを豚肉&たまねぎに絡める。
2. 丼のご飯をよそい、1をのせてタレをかけ、温泉卵、万能ねぎ、紅しょうがをのせる。
豚肉と甘酒で、疲労回復にぴったりな丼です。簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。
この記事を監修された先生

国立健康・栄養研究所の栄養教育プログラムで技術補助員として従事。2008年にはシドニーオリンピック女子マラソン金メダリストの高橋尚子率いるチームQに加入し、栄養管理を担当。現在はフリーランスの管理栄養士として活動。