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2017.10.24
顔筋整骨⑧ あごがたるんだペリカン顔で好きな髪型を諦めてない?
二重アゴ解消にはダイエットよりリンパケア
毎日鏡を見ているのに気づきにくい変化のひとつに、フェイスラインのたるみがあります。特に、あごの下は自分では見えにくい部分なので、気づいたときには、まるでペリカンのくちばしのようにたるんでいたり、二重アゴになっていたりすることも。あごと首の境目が曖昧になるフェイスラインのたるみは、顔が大きく見え、実際以上に太った印象を与えてしまいます。いつものヘアスタイルが何となく似合わなくなったかな? と思ったら、もしかするとそれは、あごの下のたるみによるものかもしれません。
あごの下がたるむ原因はいくつかありますが、よくあるケースがリンパの滞り。首回りにはたくさんのリンパ節があり、顎下リンパ節とオトガイ下リンパ節(図1)が滞ると、下あご付近に老廃物が溜まってもたついた感じになってきます。体重はそれほど増えていないのに、下膨れや二重アゴになってしまったというときには、いきなりダイエットをする前に、まずはこの部分のリンパを流してあげましょう。つらい食事制限をするよりも、短期間で効果が出る場合は少なくありません。
method 1:あご下のリンパを流す
■Step 1
手の指を鍵型に曲げ、第1関節と第2関節の間の平らな部分(図2)を、下あごの中心であごの骨から2cmほど内側に当てます(図3)。
■Step 2
指で圧をかけたまま、口を「あ・ぐ・あ・ぐ」と口を動かします(図4)。あごの骨に沿って指を少しずつずらし、左右各4か所行います(図5)。あごの右側をケアするときには左手を、左側をケアするときには右手を使うほうがフィットします。
method 2:耳下のリンパを流す
■Step 1
両手の3本指を使って、こめかみの少し下を挟みます(図6)。あまり強く挟まず、指が筋肉の弾力を感じる程度でOKです。
■Step2
耳のきわの前と後ろを、指全体で上から下へ(①)、上から下へ(②)とリズミカルにさすります。アゴに力が入らないよう、奥歯を浮かせるか、お口をポカンと開けておきましょう。また、皮膚に刺激を与えないよう、ローションやジェルを使用すると良いでしょう。
この記事を監修された先生
アンチエイジングデザイナー。「顔や体のゆがみやねじれを正し、問題を根本から解決する」というポリシーのもと、独自の美容メソッドを確立。著名人の顧客も多いカリスマセラピスト。
https://www.instagram.com/hiroi_muraki/