Health

季節の症状

2023.05.02

【特集】お手軽ツボ押しでGW疲れを予防&ケア


 
今年のゴールデンウィークは最大9連休。旅行へ行ったり、しばらく会えなかったご家族やお友達に会ったりと、久しぶりにアクティブな休暇を過ごす方も少なくないのでは? やりたいことを楽しめるのは良いことですが、ゴールデンウィーク疲れにならないようご用心。お手軽ツボ押しで、連休も連休の後も元気に過ごしましょう!
 

この時期によくみられる不調をチェック!

□頭痛・腹痛
□下痢・便秘
□食欲不振
□アレルギー症状
□脱水症状
□GWの疲れが抜けない
□生活のリズムがくるう
□朝早く目が覚めてしまう
□社会活動や習い事への意欲が低下
□時間を持て余す感じがする

 
 

軽い不調が多発しやすい5月。生活リズムの乱れに要注意

 寒くもなく暑くもなく、湿度も比較的低い5月は、1年の中で最も快適な時期と言われています。でも実は、意外な理由で心身が不調を起こしやすい時期でもあります。そのひとつがゴールデンウィーク。家で気ままに過ごしたり、旅行やイベントを楽しんだりして、ついつい生活リズムが乱れがちに。生活リズムが乱れると、体に備わっている体内時計が乱れ、連休明けの日常生活に体がついていけなくなります。これが、俗に言う「社会的時差ボケ※」。新年度をきっかけに社会活動や習い事を始めるといった、生活の変化からくるストレスが関係する「五月病」も、連休が引き金となって起こりやすい不調です。
 また、穏やかで過ごしやすいように思える気候にも、不調の原因が隠れています。例えば、急激に強くなる日差しは脱水や紫外線疲労※のリスクを高め、大気中に漂うイネ科植物の花粉や黄砂はアレルギーを誘発します。幼児や高齢者の方は、ロタウイルスによる胃腸炎にも要注意です。一つひとつは比較的軽度の不調と言えるかもしれませんが、ゴールデンウィークを存分に楽しみ、さわやかな季節を元気で過ごすためにも、日頃からの養生を心がけたいものです。

今月の注目ワード

●社会的時差ボケ
週明けや連休明けになると、眠気やだるさを感じたり、集中力が低下したりする症状。休日に夜更かしや朝寝坊する日が続くと体内時計がずれ、体のリズムが平日モードに戻れなくなることが原因と言われています。
 
●紫外線疲労
長時間屋外にいた後など、運動をしていなくてもぐったり疲れる症状。肌や目から入った紫外線がストレス刺激となり、それに対抗する反応が起きた結果、活性酸素が大量に発生して全身疲労につながります。

 
 
 

今年のGWは「お出かけ派」が増加!?

新型コロナの影響で、大型連休も自宅で過ごすパターンがもはや定着しつつあります。けれど、ワクチン接種が進んだこともあって、旅行関連会社の調査では、国内旅行、外食、ドライブといった「お出かけ」を計画する方が徐々に増えているという結果が。別のアンケートによると、今年のゴールデンウィークの予定は、国内旅行は微増ですが、海外旅行は約3倍増が見込まれているそうです。遠出をしなくても、新緑を楽しみに近場に出かけたり、お子さんやお孫さんが訪ねてきてくれるなど、お楽しみの予定のある方が多いのでは?
 

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病気ではない「何となく不調」は東洋医学の知恵でケア

 はっきりとした病気ではないけれど、何となく具合が良くない。そんな「何となく不調」のケアや、不調を起こしやすい体質の改善には、ツボ押しがおすすめです。
 東洋医学では、体には内臓や器官をつなぎ、各々の働きを伝える道が網の目のように張り巡らされていると考えられています。それが経絡で、経絡に点在する要所がツボです。ツボは全身に少なくとも361カ所あり、体の各部位と連携しています。本格的な治療を行う場合は専門知識や資格が必要ですが、健康増進目的であれば、それほど正確でなくても大丈夫。ツボへの適度な圧迫が血液やリンパの循環を改善し、神経の働きを整えます。さらに、代謝を活発にして老廃物の排出を促すことで、肩こり、冷え、不眠、消化不良といった症状の改善が期待できます。
 ツボ押しの方法は、グッと押して痛気持ちいい場所を、親指の腹で押したり、つかむように揉んだり、こぶしでトントンと叩いたりすればOK。力任せに押したり、長時間同じ場所に刺激を与えたりすると、筋肉や神経を傷めることがあり逆効果です。痛気持ちいいくらいの強さで、ひと押し3~5秒程度。息を吐きながらゆっくり押して、息を吸いながら離します。手を使う方法が最も手軽ですが、シールタイプの痛くない鍼も市販されています。全身の反射区※が集中している足裏を、健康サンダルで刺激するのもおすすめです。
 旅行中は突然体調を崩すしたり、疲れやすくなるもの。ご自宅ではもちろん、旅先でもツボ押しをぜひ取り入れて、ゴールデンウィーク疲れを予防&ケアしましょう。

今月の注目ワード

●反射区
足裏などにある、内臓や器官につながっているといわれる抹消神経の集中箇所。リフレクソロジーの考え方で、厳密にはツボとは異なりますが、健康法として全体を適度に刺激するぶんには特に問題はありません。

 
監修:抗加齢医学専門内科医
青木 晃先生

この記事を監修された先生

青木 晃あおき あきら

抗加齢医学専門内科医。日本健康医療学会常任理事。日本抗加齢医学会評議員。日本健康医療学会健康医療認定医。日本抗加齢医学会専門医。メディアでのわかりやすい解説に定評がある。

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