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2016.11.24

特集:二本の足は二人の医者―足の健康―

西洋には「二本の足は、二人の医者」という諺があります。一人が循環器系、もう一人が脳外科系の医者です。元気に歩いていれば、心臓も脳も健康という意味です。しっかり足を使って生活すれば、血行が促進され、脳の活動も活性化されるので、若々しさが保てます。

 

第2の心臓と呼ばれる足

 心臓は血液を全身に循環させて酸素や栄養を運び、老廃物を回収するポンプの役割を果たしています。しかし低い位置にある足から血液を引き上げるには心臓の力だけでは足りません。それを補うために足を動かすことで血管周辺の筋肉を乳搾りのように伸縮させて、血液を心臓に送り戻しています。この働きは足の筋肉運動の「ミルキング・アクション」と呼ばれ、心臓の活動を助けています。足が「第2の心臓」と言われるのはそのためです。

 

足を動かせば脳が活性化

 何日間も寝込んだ後に立ち上がろうとすると、若い人でも足元がふらついてしまいます。短期間でも足を使わないと、足の筋肉は衰えてしまいます。高齢者の場合、足を使わない生活が長く続くと、リハビリのために歩行訓練が必要となります。これは筋肉の衰えだけが原因ではありません。体に「歩け」という指令を出す脳の運動野の神経細胞が、以前のようにうまく働かなくなっているためです。足を動かさない生活は、運動神経にも影響を及ぼすのです。
 これまで脳の神経細胞は年齢とともに減少するので、脳は萎縮する一方と考えられてきました。ところが最近の研究では、歩いたり走ったりして足を動かすと脳への血流が増え、脳の運動野の神経細胞が増加することが分かってきました。脳の神経細胞が活発化すれば、筋肉を動かす機能が高まります。つまり、足を動かすことは、体の老化や脳の衰えとも深く関わっているのです。
簡単!足先の体操

 

老化は足から、は本当?

 足の達者な人は、活発に動き回ることができ、頭脳明晰な方も多いようです。足が衰えると老化が進むというのは、運動量が減って血液の循環が悪くなると、全身に栄養が行き渡らなくなるためです。それに伴い、次第に脳の働きが鈍くなっていきます。
 40歳を過ぎた頃から筋肉量は急激に減少します。常に体重を支えている足には、全身の3分の2の筋肉が集まっています。とくに足は他の器官と比べて筋力の衰えが早いため、「老化は足から」と言われています。体力の基本要素は筋力、バランス、持久力、歩行能力ですが、中でも老化のバロメーターは「歩行能力」です。歩く力が低下すると、すり足になり、小さな段差でも転倒しやすくなります。怪我をすれば、寝たきりにつながることもあります。日ごろからこまめに動いて足を使う生活を心掛け、歩く力を維持しましょう。

 

ウォーキングで積極的に足を動かしましょう

 歩行能力を保つには、積極的にウォーキングのような軽い運動をするのも効果的です。ウォーキングを行う際は、軽く息がはずむくらいの速度で歩くと効果的です。最初から無理は禁物ですから、徐々にペースをつかみながら体を慣らしましょう。ウォーキング中の心拍数も、まずは最大心拍数の60〜65%くらいになるペースから始めます。ウォーキングが終わって10分ほど経っても、まだ心拍数が100を超えているようだと、少しペースを落とした方がよいでしょう。また、ひざや腰に痛みを感じている人は、浮力のかかる水中ウォーキングがおすすめです。
 ウォーキングは激しい運動ではありませんが、いきなり始めると筋肉や関節を痛めます。そこで大切なのがウォーミングアップです。深呼吸しながらのストレッチ、足踏み、足首回しなどをゆっくり行いましょう。筋肉が温まり、血行を高めます。ウォーキング終了後もストレッチや軽いマッサージで筋肉をクールダウンしておくと、疲労物質がたまりにくくなる効果があります。
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