Beauty
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スキンケア
美女肌
2016.06.07
スクワランオイルで綺麗を磨く
美女と夏の関係性
夏を前に、美女であり続けるための美肌ケアについての考察。砂浜・海・バーベキュー・ビーチ・フェスタ…サングラス・帽子・手袋を粋に身につけて、夏の装いを楽しむ。そう、シミを作らず愉しむこと。
太陽の功罪はシミと肌あれ。SPF50とPA++++の日焼け止めはドラッグストアーでマストバイリスト(must-buy-list)に入るだろうけれども、太陽で注意すべきは、紫外線プラス肌ダメージ。
「夏に保湿ケア?」「勿論!」
日焼けに保湿ケアって、意外と盲点。日焼け防止はシミ防止プラス肌あれ防止って、今、頭にインプットして。
「夏に保湿ケア?」
「勿論!」
太陽がサンサンとふりしきる夏に焼け焦げた肌は、水分が一滴もないって、わかるよね?
どんなに太陽を防御したって、光は水分を奪っていく。肌は皮膚の細胞と細胞の間を綺麗に繋がないといけなくて、その水がなくなってしまったら、細胞は隙間を作って、外からのホコリだとか花粉だとか、アレルギーの原因となるものまで入ってきてしまう。
美女にカサカサ肌…そんなの絶対許せないでしょう?
美女はいつだってなめらかでツヤツヤした皮膚を装着している必要がある。
「一に保湿、二に保湿、とにもかくにも保湿ケア。」美女は、化粧でベールをかけるその下に、隠されたナマ肌の質で決まるのだ。
皮膚のなめらかさは、水分と油分の絶妙なバランス。そこでお勧めしたいのは、軟膏とかオイルといったべたべたしたもの。
べたべたしたものは使い心地が悪いけれども、効果が高い。ローションとか、スプレーとか、サラッとして気持ちいいものは、なめらか肌には不十分。もちろん良い時もある…、でも、日焼け肌には不十分。
そんなオイルには、医療用のオリーブオイルとか、ミランダカー愛用のココナッツオイルとか、色々あるよね。今回は、スクワランオイルについてご紹介!
うるうるの肌に、うっとりとしたい
スクワランオイルは、深海鮫の肝臓とオリーブなどの植物から取れるオイル。もともとが肌にある貴重な成分。
遥か昔、同じ医局の先輩は、アンテベート軟膏という軟膏が好きで、「アンテベート軟膏は、スクワランが入ってていいわよね」と言われて以来、私はスクワランオイルのとりこになってしまった…。厚生省認可の薬に使用されているの。安心でしょう?
オイルは肌だけに留まらず、パサついた髪・縦ジワの入った唇・カサついた爪にももちろん使える。そういった隅っこのケアこそが美しさのもと。
オイルは水で洗っても落ちずに艶肌の素を作ってくれる
ほんの少し、ほんの一滴が大切。愛をこめて自分をいたわろう。「お疲れ様、綺麗ね」と声をかけて。
そしてたまには、シャワーを浴びて少し湿り気の残った肌にスクワランオイルを、贅沢にジャブジャブとつけて、タオルでふき取るなんていうのも良いんじゃない?
つややかな肌を照らすライトとして、
太陽はあるのだから
肌の老化は太陽と重力とから起きてくる。夏の燦々と照り付ける光は艶肌を照からせるために使用して。エイジングには使用しないで。
シャワーの水をオイルで封じ込めてそして大きく深呼吸をしてみて。
うっとりとしたため息とともに光るつややかな肌こそが美女肌。
夏の日差しが肌をキラキラさせてくれるはず。
この記事を監修された先生
しのぶ皮膚科(三田)院長。日本アンチエイジング外科認定医。皮膚科医として12年以上勤務した後、美容医療の道へ。豊富な臨床経験に裏付けられた“しのぶメソッド”で全国から多くの支持を受ける。