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2021.03.09

【特集】コロナ禍は口腔ケアをより意識しよう!


 

感染予防対策に口腔ケアもプラスしよう

 マスク、手洗い、うがいなど、感染症予防には自分でできる様々な手段があります。口腔ケアもそのひとつ。口腔ケアとは、歯磨きなどで口の中の衛生を保つ他、口周辺の筋肉を維持し、噛んだり飲み込んだりといった機能を維持することも目的として挙げられます。
 
 

そもそも口腔ケアって?

歯だけでなく、お口のケア全般を言います。
口腔内を清潔・健康に保ち、お口の働きを良好に維持するためのケアです。
4つの機能維持
①食べる
②話す
③呼吸する
④表情をつくる

 

では機能を維持するために具体的にはどうしたらいいの?

①毎日欠かさず!セルフケア
●歯磨き・歯間磨き
●舌磨き
●入れ歯の手入れ
●口腔体操


毎食後、隅々まで歯磨きを行うとともに、歯と歯の間や、舌も清潔に。口周辺の筋肉を動かす口腔体操もおすすめです。
 
 
②歯医者さんでやる!プロケア
●お口の状態のチェック
●顔のマッサージ
●お口の清掃


虫歯、口臭、歯肉、乾燥状態などを細かくチェックし、必要なマッサージや、専用道具を使った念入りなお口の清掃を行います。

 
 
 感染症予防と口腔ケアはイメージとして結びつきにくいかもしれませんが、実は深い関係があります。口の中には様々な細菌がいますが、そのうち歯周病菌はウイルスの侵入を食い止める働きがある口腔粘膜を溶かすことがわかっています。ウイルスの侵入を防ぐためにも歯周病菌がはびこるプラークという細菌の塊を、日々の歯磨きでしっかり落とすことが大切です。 その他にも、鏡で舌を見たときに舌の表面が白っぽくなっている人も要注意です。これは舌苔というプラークと同じ細菌の塊。こうした細菌は口腔内に生息してウイルスの侵入を許すだけでなく、高齢者の場合は特に細菌ごと肺に取り込んでしまう誤嚥性肺炎の原因にもなってしまうため、定期的な舌磨きなどで除去しなければなりません。また、口の体操などの口腔ケアによって噛む力を維持することは食べる楽しみにもつながります。しっかり食べれば体力向上、意欲向上へとつながり、結果的に免疫維持や免疫を向上させるプラスのサイクルを生み出すことも期待できます。
 口腔ケアはセルフケアもできますが、高齢の方はプロのサポートを受けることが大切です。コロナ禍で歯医者に行くことをためらう人が増えていますが、3密を避けるなどしっかり感染対策をして積極的に口腔ケアを行うようにしましょう。
 

ここはポイント!コロナ禍で口腔ケアがなぜ必要?

新型コロナウイルス感染予防と口腔ケア。一見関係性が薄いように見えて、実は深いつながりがあります。では、口腔ケアでどのような効果がもたらされるのでしょうか。
 
口腔ケアの意味その1
口腔内の細菌を減少させる
お口の中の細菌は、衛生状態が悪いとどんどんその数は増え、免疫の働きを阻害することがわかっています。口腔ケアで細菌を減らすことで、免疫力が十分に働くようになることから、感染予防や重症化を防ぐための有効な策となります。
 
口腔ケアの意味その2
噛む力を維持する
噛む力の衰えは、食欲低下に直結しやすく、栄養バランスの悪化や免疫力にも影響します。また糖尿病にもかかりやすくなり、免疫力が著しく低下するリスクが高まります。口腔ケアで口周りの筋肉を維持することは、ウイルス感染予防に意味のある対策と言えます。
 
1
 

お口すっきり!気軽にできる予防法

お口を衛生的に保ち、機能維持に役立つ「ぶくぶくうがい」

①両頬をしっかりふくらませて「ぶくぶくぶく」
 


②左右の頬だけで「ぶくぶくぶく〜」10秒間
 


③両頬でいきおいよく「ぶくぶくぶく〜」10秒間
 


④さらに頑張れる方は上くちびる、下くちびるをふくらませてぶくぶくしましょう。
 


⑤最後は残っている水をまとめて「ぷっ!」
 

 
監修:なぎさニュータウン歯科 院長 佐野 修司先生

この記事を監修された先生

佐野 修司さの しゅうじ

日本歯科大学卒業後、なぎさニュータウン歯科開業。日本アンチエイジング歯科学会 常任理事・日本健康医療学会 常任理事・ICD国際歯科学士会 会員。

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