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2017.02.07
顔筋整骨① エラの張りをとって小顔になる!
エラ張り顔になる原因は「食いしばり」
現代女性の美しさの要素のひとつに「小顔」があります。確かに、身体に対して小さめのお顔は華奢でかわいらしく見えるし、スタイルが良く見えるので服の着こなしの幅も広がります。また、写真は実際よりも膨張して見えがちですが、小顔だとそれもあまり気になりせん。お顔の面積が小さくなるだけで、こんなにメリットがあるのです。お顔の大きさは生まれつきのものと思われるかもしれませんが、身体の使い方のクセで頭蓋骨が歪んだり、筋肉がこったりすることも影響します。そこで村木式の顔筋整骨では、気になる部位ごとに歪みやコリをリセットして、お顔のクセを取っていきます。今回は、お顔が大きく見えてしまうエラの張りを収めるメソッドをご紹介しましょう。
一般的にエラ張りは、食いしばりのクセがある方に多いお悩みです。食いしばりが強いと、下顎骨(かがくこつ)と頬骨弓(きょうこつきゅう)をつなぐ咬筋(こうきん)が使い過ぎで固くなり、老廃物がたまってむくみやすくなります。さらには、知らず知らずのうちに咬筋(こうきん)が鍛えられ、発達してしまいます。このため、お顔が横に広がりエラが張った感じになるのです。ですから、まずは使い過ぎて固くなった咬筋(こうきん)をほぐしてあげましょう。それだけでエラが張った感じが減り、むくみも解消します。
顔の両サイドを両方の手で挟むようにして、そのまま奥歯を食いしばってみてください。手のひらのあたりがグッと盛り上がるところが咬筋です。
method:エラの張りを小さくする咬筋ほぐし
両手をグーにして図の①の箇所でお顔を挟み、少し力を加えてクルクルと小さく円を5回描きます。①、②、③の順にこれを繰り返します。皮膚をマッサージするのではなく、筋肉をほぐすイメージです。ローションやジェルなどを使用すると良いでしょう。アゴに力が入らないよう、奥歯を浮かせるか、お口をポカンと開けておきましょう。息を止めないように注意してください。
食いしばりのクセ解消にもチャレンジ!
食いしばりによるエラ張りの解消には、日常生活でも気をつけていただきたいことがあります。その一つは、できるだけ上下の奥歯が触れないようにすること。多くの方は、口を閉じると奥歯も合わさってしまうのですが、咬筋(こうきん)は、構造的に奥歯がほんの少し触れただけでも力が入ってしまいます。ですから、奥歯を浮かせて口を閉じるクセをつけてほしいのです。最初は難しいかもしれませんが、1か月もしないでできるようになるので、ぜひ試してみてください。そして、もう1つは、夜間の食いしばり(歯ぎしり)防止のために、タオル枕(Vol.3参照)を使うこと。夜間の食いしばりは意識的にコントロールできないので、食いしばりにくい状態にして眠るようにしましょう。咬筋ほぐしのメソッドと合わせると、通常3~4週間で効果が出てきます。
この記事を監修された先生
アンチエイジングデザイナー。「顔や体のゆがみやねじれを正し、問題を根本から解決する」というポリシーのもと、独自の美容メソッドを確立。著名人の顧客も多いカリスマセラピスト。
https://www.instagram.com/hiroi_muraki/