Interview

2019.04.16

FUN LIFE Vol.51 料理研究家 浜内千波さん

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料理研究家
浜内千波さん
CHINAMI HAMAUCHI
1955年生まれ。短大の栄養学科を卒業後、証券会社勤務を経て丘末料理研究所へ入所。1980年にファミリークッキングスクールを開校。料理教室を営む傍ら、ホテルや食品メーカー、コンビニエンスストアの食品開発や販促活動に携わり、食ビジネス全般で活躍。「家庭料理をちゃんと伝える」をモットーに、テレビ番組の出演や執筆活動、各種料理講習会への参画などを積極的に行っている。
 

 

母が作ってくれた料理が料理研究家としての原点

 料理研究家としての道を歩むようになったのは、母への憧れがきっかけだったように思います。商売をしていたため両親はつねに忙しく、母が家にいない日も多かったのですが、その分、家にいるときは腕を振るって料理を作ってくれました。どの料理もそれはおいしくってね。冷蔵庫の食材が、みるみるおいしい料理へと変身していくのを見て、「お母さんって魔法使いみたい」なんて思っていました。私は末っ子だったためかとくに甘えん坊で、母が家にいるときは母を独り占めしたくて、台所をウロチョロ(笑)。時々、野菜の皮剥きなどちょっとしたお手伝いを頼まれるのがすごく嬉しかったのを覚えています。私が料理研究家として活動するうえで、つねに軸足を「家庭料理」に置いているのは、母と台所に立った日の思い出が、今も心の中で輝いているからなんです。
 とはいえ家庭ではちょっと出てこないようなスペシャルな料理も、もちろん食べるのも作るのも大好きですよ。20代前半で上京し、有名な料理研究家のアシスタントとして働いていた頃は、先生が作る料理のすべてが目新しく、毎日ワクワクしながら通っていました。初めてボルシチやビーフストロガノフを食べた日の衝撃は今でも忘れられません。スペシャルな料理を心ゆくまでいただける日々はとっても幸せだったのですが、そのおかげで私の体重は倍増(笑)。でも、その増えた体重を元に戻してくれたのもまた、栄養とカロリーを考えて作った家庭料理でした。
 
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体重

ダイエットレシピは浜内さんが得意とするところ。流行食材の「もち麦」を使ったメニューなど、最近もたくさんのレシピを提案されています。どれもとってもおいしそうで、浜内さんのレシピならダイエットが続くかも・・・!?
 
 

どれだけ忙しくても料理教室が私の居場所

 25歳のときに独立し、料理教室を開校。ただそれだけではなかなか食べていくのが難しく、雑誌やテレビに営業をかけはじめました。そのなかでとくにたくさん声をかけていただいたのが、テレビCMで料理を”おいしそうに魅せる“仕事。撮影現場で、出来立てに見えるように料理に湯気を立てたり、ハンバーガーの上に白ゴマをきれいに配置したりと、あらゆる業界の広告に引っ張りだこ! 当時は私が関わったテレビCMが年間何本も流れていましたから、「裏のCM女王」なんて呼ばれていました(笑)。
 でもどれだけCMの仕事が忙しくなったときも、私は料理教室を休みませんでした。なぜなら料理教室は、それぞれの家庭につながっていく、いわば家庭料理の源流。CMのお仕事から学ぶことも多かったのですが、私にとっては料理教室こそが何より大切な居場所だったのです。
 
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CM

消えないビールの泡や、水に沈まない野菜など、CMの撮影で必要な“魅せるテクニック”は、すべて浜内さんが自身の手で研究し、編み出したもの。きっと撮影の現場では、今でも浜内流テクニックが活かされているはずです。
 

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家族を思う気持ちが何より大切な調味料

 愛情あふれる家庭料理と聞くと、多くの方が「手間と時間をたっぷりかけた料理」と思うようですが、それは違うと思います。家庭料理とは、家族みんながリラックスしながら食べることができる料理のこと。忙しい日は時短レシピや作り置き、さらに忙しい日はお店のテイクアウトを活用してOK! また時間ができた日に、「何が食べたい?」なんて聞きながら、ゆっくり料理を楽しめばいいのではないでしょうか。
 たとえばいつも忙しいお母さんを気遣って、お子様が焼いた目玉焼きは、それ一品だとしても、形が崩れていたとしても、立派な家庭料理。相手に元気でいてほしいという気持ちが宿っていれば、どんなものでも家庭料理と呼んでいい、私はそう思っています。この”気持ち“こそ、家庭料理において大切な調味料。その証拠に、以前AIと料理勝負をしたことがあるのですが、私が全勝しました(笑)。だってAIには「昨日は食べ過ぎたから胃に優しいメニューにしましょう」や、「明日は頑張ってほしいからスタミナ食材を使いましょう」など、相手を思うからこそ生まれるストーリーのある味わいは出せませんもの。家庭料理は技術と知識さえあればいいってわけじゃないんです。まだまだAIには負けませんよ(笑)!

 
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AI

テレビ番組の企画で、世界の料理のデータから食材のベストマッチングを提案するAI「フードギャラクシー」と、「新しいお雑煮」をテーマに対決。浜内さんは心と伝統を大切にした料理で、見事AIに圧勝しました。
 

 
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浜内さんが料理教室で教えているのは、毎日作ってみたくなる、応用してみたくなる、健康的な現代家庭料理です。ある日のメニューはハヤシライスをメインに野菜たっぷりでおいしそう!

 
 

頭の中はつねに料理のことでいっぱい

 もうすぐ気持ちのいい春がやってきます。といえば…やっぱり豆ごはんですね。庭で育てているプリプリのサヤエンドウで作った豆ごはんが、わが家の春の味です。私、いつもこんな風に、見たものや聞いたもの、感じたものをすべて、料理につなげてしまう癖があるんです。もう頭の中はつねに料理のことでいっぱい(笑)。でもそれが私の健康の秘訣。まわりの方々を見ていても感じるのですが、物事をよく考えている人は、いつお会いしても若々しくて元気ですもの。ですから私はこれからもヘルシーな家庭料理と、運動代わりの畑仕事、それに料理のことで頭をフル回転させながら、明るくイキイキと仕事に取り組んでいくつもりです。今日もどこかの食卓で、私のレシピが家族の笑顔や会話を生んでいると思えば、どこまでも頑張れそうな気がしています。
 
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春と言えば新しいことをはじめたくなる季節。浜内さんにこれからチャレンジしたいことを聞いてみると、「英語!」と即答。英語を話されるようになったら、ぜひ日本の家庭料理の魅力を世界へと発信していただきたいですね。
 

 

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トートバッグ

浜内さん愛用のトートバッグは姪っ子さんにプレゼントされたもの。シンプルで上品なデザインは、TPOを選ばず大活躍しているそうです。しかも丈夫で大容量。「最近はどこへ行くにもこのバッグばっかり(笑)」と、ずいぶんお気に入りの様子でした。

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