気になる健康 ひとくちメモ アワビ・ルテイン・ブルーベリー・メグスリノキ

気になる健康 ひとくちメモ
栄養価の高い海の食材「アワビ」

「アワビ」とは?

 アワビはミミ貝科の巻貝の一種です。1年で1cm程しか成長せず、食卓に上る大きさになるには10年近くもかかります。
 中国では古くから食されており、秦の始皇帝も健康のため用いたようです。当時はアワビが目を明るくするという理由で、「石決明」と書いていたとされています。
 日本では昔から妊婦がアワビを食べると目の綺麗な赤ちゃんが生まれると言われていました。アワビは高級食材ですが、非常に栄養価が高い食品です。

 

アワビの栄養価

  アワビの身は非常に栄養価が高く、ビタミンB1、B2、B12、亜鉛、鉄、アルギニン、タウリン等が豊富です。中でもタウリンは、目の健康成分として知られています。アワビは貝類の中で最も多くタウリンを含んでいます。また、貝殻にも目にいい作用があるとされ、漢方薬の「千里光」として用いられてきました。

 

自然界に広く分布するカロテノイドのひとつ「ルテイン」

目のビタミン「ルテイン」

 ルテインは強い抗酸化力を持つカロテノイドの一種で、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜や、マリーゴールドなどに含まれています。
 ルテインは「目のビタミン」と言われ、目の網膜や水晶体に多く存在する重要な成分で、青い波長の光をカットすることに優れています。テレビやパソコンなど、青い光は人工的につくられたものに多く存在しており、これらの強い光が目に入ったとき、目の細胞を守る役目を担っているのです。また、ルテインは体内では合成できないため、食事から摂取する必要があります。
自然界に広く分布するカロテノイドのひとつ「ルテイン」

 

ジャムや健康食品など、広く供給されている「ブルーベリー」

「ブルーベリー」とは?

 ツツジ科スノキ属の多年性植物で、150以上の品種が存在します。濃い青紫色の果実は、独特な味わいと目によい成分アントシアニンを含むことで、世界中に親しまれています。
 私たちの目は、瞳を通過した光を網膜に投影することでものを見ています。この仕組みに大切なのが、網膜に存在する色素体「ロドブシン」です。ブルーベリーのアントシアニンは、ロドブシンの再合成を活発化する働きを持っています。目の健康にブルーベリーがよいと言われるのは、このアントシアニンとロドブシンの関係からです。

 

世界中に広まったきっかけ

 第二次世界大戦中、毎日ブルーベリージャムをパンにつけて食べていた英国人パイロットがいました。彼は夜間飛行中でも景色がはっきり見えたそうです。この証言を研究した科学者達が、野生種ブルーベリーのアントシアニンに眼の働きを助ける効果を発見し、その健康効果が世界に知れわたるきっかけとなりました。

 

ジャムや健康食品など、広く供給されている「ブルーベリー」

「メグスリノキ」とは?

 日本だけに自生するカエデ科の落葉樹で、イチョウと同じく雌雄異株の珍しい植物です。「メグスリノキ」の名は、樹皮や葉を煎じて洗顔用に用いられたことに由来します。別名「千里眼の木」とも呼ばれています。
 メグスリノキの樹皮や葉にはタンニンやロドデンドロールなどの成分が含まれ、目の健康に働きかける抗菌作用があると言われています。また、古来中国医学では目と肝臓には密接な関係があるとされ、肝機能を維持すると言われるロドデンドロールが含まれていることから、メグスリノキの効果が期待されています。