[ミニ特集] もっと知っておきたい。健康キーワード「筋肉のこり」

 

姿勢の悪さが引き起こす”こり”

 肩こりや腰痛に代表される体の”こり”。この”こり”という症状は、さまざまな要因で筋肉が緊張し、血行不良によって起こります。
 なかでも姿勢の悪さ、運動不足によって引き起こされるケースが多く、この場合は、自分の心がけ次第で改善していくことが可能です。具体的には、同じ姿勢を長時間続けることをなくし、どちらか一方の肩だけで荷物を持つような癖を改めることです。
 その上で運動不足を解消するためにストレッチ運動などをするとよいでしょう。このほかにも、精神的ストレスを抱え込まないようにすることも”こり”の予防には大切。ストレスなどで自律神経が乱れると筋肉も緊張状態が続き健康不良になることがあるからです。
 また目の疲れにも要注意。目に合っていないメガネやコンタクトレンズを使っていたり、パソコンや携帯電話の小さな画面を長く見て目を酷使すると首筋や肩の”こり”を引き起こします。
「携帯電話などで目を酷使する」「片側ばかりで荷物を持つ」

 

“こり”と痛みが発症するメカニズム

 筋肉は緊張が続くと固くなり、筋肉内の血管を圧迫します。これによって血行が妨げられると、血管は疲労物質(乳酸)を発生。蓄積した乳酸は知覚神経を刺激して痛みを起こし、その痛みがさらに筋肉を固くするという”こり”の悪循環ができあがります。頭部や上半身の重みを支えている肩や腰は常に緊張状態。同じ姿勢の作業が続くような場合は、ときどき休憩を入れて姿勢を変えるなど、肩や腰に負担をかけない工夫を心がけましょう。
悪循環を断ち切るのは血行促進
磁力が血行を促進する

 

“こり”を引き起こす もう一つの要因は「冷え」

 朝晩ひんやりする季節には、”こり”を引き起こす別の要因も出てきます。それは「冷え」。筋肉を固くこわばらせたり、リラックスさせたりするには自律神経が関わっていますが、体が冷えると自律神経の中の交感神経が活発になり、筋肉や血管を収縮させて体温が下がらないように働きます。この活動によって血流が悪くなり、疲労物質がたまって”こり”や痛みが現れてくるのです。
 秋が深まるこの季節は、冷え対策も大切。冷えの自覚がなくとも、夜更かしを続けたり運動不足気味の人は、体が知らず知らずのうちに冷えやすくなっています。
 また冷えというと女性特有の症状のように思う人もありますが、男性でも冷えが”こり”を引き起こすのはまったく同じです。日頃から冷えから身を守る服装を心がけましょう。上半身は重ね着をして、体感する気温に応じて脱ぎ着するようにするとよいでしょう。熱が逃げやすいのは首、手首、足首の三つの首と言われています。マフラーやスカーフなどで首周りを積極的に温めたりするようにしましょう。帽子や腹巻も冷えから体を守るために大きな効果があります。
「冷え」をもたらす生活習慣にご注意&冷えから体を守る衣服